こんにちは
滋賀と京都の旅の続きです。
和順会館で1泊し、知恩院の朝の法要の後、食事をしてすぐに永観堂(えいかんどう)禅林寺(ぜんりんじ)に行きました。
ここも石山寺と同じBSの番組で知ったお寺です。
中興の祖、永観律師(ようかんりっし)さまと、「みかえり阿弥陀」で知られている阿弥陀如来さまの、素敵なお話を番組で知り、和順会館から、さほど遠くないので、旅の最後の日に行く事にしました。
↓朝、中門で写真を撮った時は晴れていましたが、中に入るとチラチラと雪が降り出しました。
↓この通り、青空も見えています。
古今集に「モミジの永観堂」と詠まれるほど、紅葉の美しさで知られているそうですが、私たちにとっては雪降る永観堂になりました。
↓これからここを登っていきます。
左上に見えている建物は、開山堂です。
↓まるで龍が体をうねらせているように見える、臥龍廊(がりゅうろう)を上って行きます。
こういう階段は、やっぱりウキウキしますね息は切れますが・・・
↓こちらのご本尊の阿弥陀さまには伝説があり、振り返っています。
中の撮影はしてこれなかったので、パンフレットの一部をスキャンしたものを載せておきます。
何となく白いシルエットの絵で、振り返っているのが分かるでしょうか?
ネットで検索すると、写真が結構 出てきますので、気になる方はそちらで確認をお願いします。
以下、パンフレットより一部抜粋したものを載せておきます。
永保2年(1082年)、2月15日早朝。
阿弥陀堂に人影がうごく。
夜を徹して念佛行に励んでいる僧侶がいるらしい。
東の空がしらじらとし始めた。
ふっと緊張がとけた一瞬、僧は息をのんだ。
自分の前に誰かがいる。
それが誰か気がついて、足が止まった。
「永観、遅し」
ふりかえりざま、その方は、まっすぐ永観の眼を見つめられた。
永観堂禅林寺のご本尊は、首を左にかしげ、ふりむいておられます。
ほんの少し開かれたお口。
お顔全体にただよう穏やかな微笑み。
それは遠い昔、永観律師を励まされた時のまま。
阿弥陀さまの慈悲のかたちがこれほど具体的にあらわされた佛さまは例がなく、「みかえり阿弥陀」と呼ばれ、広く知られています。
つまり、念佛行をされている永観律師さまの前を、阿弥陀さまも歩かれていたのですね。
驚いて呆然と立ちつくしていると、阿弥陀さまが振り返って、「永観、遅し」と励まされたそうです。
その振り向かれた時のお姿が、仏像になっているのですね。
私の脳内では阿弥陀さまの言い方が、「永観、遅いぞ」という感じに変換されました(笑)
その温かいエピソードに、一度参拝してみたいと思っていました。
もちろん、穏やかな阿弥陀さまのお顔を拝見できて嬉しかったです。
↓そして多宝塔からの眺めです。
青空に、遠くの白い山並みもよく見えますね
でも、何度もいいますが、お天気なのに雪が降っていたんですよ。
↓右(北西)の方から凄い速さで雪雲が移動しているので、降ったり止んだりしていたのです。
↓下りてからも、その状態を確認できました。
これは、そこそこ降っていますね。
↓紅葉の季節は、この放生池(ほうじょういけ)の周りも素晴らしいそうです
↓境内に入るとすぐに見えてくる釈迦堂を後にして、蹴上駅まで歩きました。
↓途中、南禅寺の三門だけ登りました。
三門から見下ろした風景です。
↓そして、インクライン(急傾斜鉄道)の前も通りました。
どちらも青空で、記憶の中ではこの日、朝の知恩院と永観堂だけ雪が降っていた感じです。
山に近い所だけが降っていたのだと思いますが、感覚的にはとても不思議で神秘的な旅でした
ここまでお付き合いいただきありがとうございました
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↓おまけ<ピグ日和>
ピグユリカを楽しみにして下さっている方のリクエストにお応えして
ピグライフ、裏庭をオープンしました
まだ、まるっきり未完成です
完成には皆さまの温かい水やり(水の温度ではないです)が必要です 。
たまに、入り口付近で、まったりとした雰囲気で、看板ヤギとお出迎えいたします。
お礼は、水やりかお食事で(ライフの中の)
気が向かれた方は、どうぞよろしくお願いいたします。
ここまでご覧いただき ありがとうございました