この日は、弟の誕生日だった。
弟の誕生日を実家で祝うのは、最後となる…
何か姉らしいことは、できないだろうか。
「弟よ。姉じゃが、そなたに美味いものを作ってやろう。」
↑何故か、上から目線…
「ありがとう。」
「じゃあ、コレから食べたいの選んどいて!」
ド―――――ン!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(この女、弟の誕生日、しかも実家最後の誕生日だというのに、調理時間3分で済まそうとしている…)
「じゃあ…豚肉、れんこん、ごぼうのねぎ塩きんぴらが食べたい。」
「あんた、こりゃまた、地味なの好きね。」
出来上がったのが、こちら
全然、誕生日ディナーっぽくない
+豚肉、れんこん、ごぼうのねぎ塩きんぴら+
「ついでに、こんなのも作っちゃったわい。いやぁ、疲れた~。」
(切っただけだろ!)