前回までのお話は、( +8thデート あなたをサンドしたい 藤子F不二雄ミュージ…
)をご覧ください
「ゆりさん、そろそろきれいなジャイアンを見に行きませんか?」 うずうず
「そ、そうですね!」
ダーリンの待ちに待ったきれいなジャイアンは、撮ろうぜ!と言わんばかりに、私達を待ち構えていた。
しかし、どうやら常時拝められるわけではないらしい。
まさに写真を撮ろうとしておられる方が、泉?井戸?のレバーを回し、ジャイアンを引き上げている。
手動!?
ダーリンは、きれいなジャイアンが手動で泉から湧き上ったり、沈んだりしている姿に耐え切れず、列に並びながら、「ぶふぅぅうぅ…!!」「ふっくはっはふぅ。」と笑い出す。
写真撮影、真っ最中で盛り上がっている前方のカップルより大興奮しているのは何故だ。
ようやく、我々の順番が回ってきた。
やはり沈んだジャイアンを手動で引き上げる。
「はあはあ…ゼーゼー。」
世話のかかるやつだ。
「あなたの落としたのは、きれいなジャイアン?普通のジャイアン?それとも、美しく天才的なジャイアンですか?」と聞かれたら、「手動なら全部いりません。」と答えたくなる。
しかし、引き上げたかには、もとをとろうと、我々もやはり観光客らしく、写真におさまってみるのであった…。
+8thデート サイドディシュはほどほどに 藤子F不二雄ミュージアム④+
へ続く

