2008年12月19日、
川崎市は「(仮称) 藤子・F・不二雄ミュージアム」の
2011年秋開設を目指す基本構想を発表した。
構想では川崎市多摩区の旧向ヶ丘遊園地跡地に、
延面積2800㎡に及ぶ体験型のミュージアムを築く。


ミュージアムは藤子・F・不二雄さんの世界の楽しさを紹介、
体験出来るものとなる。
原画などの収蔵庫、展示室、
藤子・F・不二雄さんの部屋の再現、
映像シアター、体験展示スペース、
さらにミュージアムショップなどから構成される。


藤子・F・不二雄氏は富山県出身のマンガ家で、
国民的なキャラクターである
『ドラえもん』や『オバケのQ太郎』、
『パーマン』など数多くの人気作品を生み出した。
同氏は1996年に亡くなるまで川崎市に居住していた。


川崎市は既にミュージアムの建設地となる
向ヶ丘遊園地跡地を保有する小田急電鉄から
借地する基本合意も結んでいる。
ミュージアムの延面積2800㎡は、
川崎市が運営する
川崎市市民ミュージアムのおよそ2000㎡を大きく上回る。


また、
一人のマンガ家をテーマにしたミュージアムとしては、
宝塚市立手塚治虫記念館や
やなせたかし記念館などを上回る国内有数の規模となる。
川崎市はミュージアムの年間入場者数を50 万人と想定している。
完成後は、
『ドラえもん』などの人気キャラクターが迎える、
観光拠点ともなる。