話題のアニメの製作委員会に
作品の魅力をズバっと尋ねる「製作委員会に質問状」。
今回は、
佳境を迎えている超能力少女の日常を描いたアニメ
「テレパシー少女 蘭」です。
NHKエンタープライズの
斉藤健治エグゼクティブ・プロデューサーに
話を聞きました(回答は原文のまま)。


◎作品のストーリーと見どころを教えてください


物語の主人公、蘭(らん)は、
超能力を持つ明るく元気いっぱいの中1の少女。
同じように超能力を持つ同級生の翠(みどり)や、
ボーイフレンドの留衣(るい)とともに
不思議な事件に巻き込まれます。
蘭たちは事件と向き合う中で、
自分の持つ不思議な力や、
人間の邪悪な心に触れ悩みますが、
家族や友人たちに支えられながら、
他人とは違う「自分」という存在を受け入れ、
少しずつ成長していくのです。
見どころは、他人と違う自分、
自分と違う他人を受け入れながら、
大人への階段を登る少女たちの活躍です。
また、ギャグや小ネタも必見です。


◎アニメ化の経緯は?


「大人になんてなりたくない」と中学生のころ、
そう思いませんでしたか?
蘭と翠はまさにそうした年齢で、
こちらがうらやましくなるくらい、
何ごとにも真っすぐにぶつかっていきます。
そんな中学生時代のかけがえのない感受性を描きたいと思い、
あさのあつこさんの原作をアニメーション化しました。
思春期の純粋な気持ちは、子どものみならず、
今を生きる大人たちにもさまざまなメッセージを投げかけます。


◎作品でこだわっているのは?


(1)いろいろなことにぶつかり、
傷つきながらも成長していく少女たちを正面から描くこと
(2)毎回ネタになるようなシーンを作ること
(3)左脳より右脳へ訴えかける作品作り
(4)キャラクターの表情、芝居
(5)翠のギャグ


◎読者にひと言お願いします!


アニメ「テレパシー少女 蘭」へのご意見、
ご感想や再放送希望がありましたら、
NHKアニメワールド(ホームページ)からメッセージをください。
必ず目を通し、
次の作品の参考にいたします。
また、DVDも発売中です。
制作裏話等のさまざまな
オーディオコメンタリー特典が付いていますので、
ぜひ買ってください。


NHKエンタープライズ アニメ事業
エグゼクティブ・プロデューサー 斉藤健治

☆紫妃☆の【自分至上主義】