今朝、地下室に下りると、ランドリー室兼物置の前のカウンターテーブルに、
乾燥機に入れていたはずの私たちの洗濯物が山積みにされていた。


そして、乾燥機の前にこんな張り紙が。


自分の洗濯物、触られたくないんだったら、人のも触るなーーーー

仮にも義理の父親なのに、「○○○○○博士より」って、なんやねん

息子の嫁は、他人ってか?


どうして、一言、「乾燥機使いたいんだけど」って言えないんだろう???

いくら義理の父親でも、勝手に人の洗濯物触るのって、
マナー違反だと思うのは私がおかしいの?
さすがに、2日連続で息子に注意されて懲りたのか、
この間買い物から帰ってきたときは、嫌味でのお出迎えはなかった

その代わりになのだろうか。

いつもならそのままパソコン画面に目を戻すのに、キッチンまでついてきた
用事があるのかなと思ってたら、何をするでもない。
私の後ろに立っている。

私はというと、テーブルに置いた食材をいくつか冷蔵庫の前に持って行き、
しまう場所を探しながら、片付けていく。

すると、オットちゃんのお母さんが声をかけてきた。
そこにあるブロッコリー、早くしまいなさいよ


なんと、見張っていた模様


そんなすぐに腐るものではないですし、急かさないでもらえますか?

言葉に詰まるオットちゃんのお母さん。
黙ってキッチンを出て行った。


嫌味の次は、監視


そんなに気になるんだったら、一言、「片付けるの手伝おうか?」
とか言えば済むんじゃないかと思うのは私だけ???
週末、お買い物を楽しんできたらしいオットちゃんのお母さん。
私にもセーターを買ってきてくれたらしい。

私の部屋に来て見てみて。 気に入らなかったら、返品するから。

これよ、と言って見せてくれたセーター。
申し訳ないけど、完全に好みに合わないデザイン

そう伝えると、
どこが嫌いなの? いいから着てみなさいよ。

試着したら、似合ってるとか言って、状況が悪くなるだけやん
それは避けたい。

じゃあ、私のセーターはどう?

それも首が詰まってるから好きじゃない。

じゃあ、どんなのが好きなのよ! 首まであると暖かいじゃない。 あなたどうせ寒い寒い言うに決まってるじゃないの。 首が開いてたら、寒いじゃない!

首詰まってると苦しいから。 寒くなったら、マフラーやストールするから大丈夫。
それに首つまってると、顔でかく見えるし。

あなたが欲しいようなものなんて、この国で見つかるのかしらね!


義理の娘に暖かいセーターを着せてあげたいと思ってもらえるのはありがたいんだけど、
自分の思い通りにならないからって、逆ギレして捨て台詞って。。。 ねぇ

人種のるつぼ、アメリカ。
そんな国に住んでいながら、好みの違いを、違いとして許容できないもんなんやろか
週末の両日ともに、仕事が入ったオットちゃん。
それを知ったのが金曜日。

週末までこの家に閉じ込められるのは、さすがに遠慮したい。
大慌てで、友人に連絡を取り、なんとか一緒に遊ぶ予定を作った。

ふぅ

当日、玄関先に現れた友人に、オットちゃんのお母さんはこう言った。

彼女にはもっと外の空気を吸わせてあげるべきなんだけど、なにせ私忙しくて。

初耳やで。
私、あなたに「どこか行きたいところある?」なんて聞かれたこと、一度もありませんわ

これが、約3ヶ月間も人を家の中に閉じ込め周囲に私のためにAT車を買ったと言いふらしたあげく、貸したくないと言った人のセリフですか


だれ、日本人は世間体を気にしすぎとか言ったの?
Panera Bread というサンドイッチ屋さんのコンディメントコーナー。
なんとも種類豊富なノンカロリーシュガーたち。


普通の砂糖 (グラニュー糖)
Sugar in the Raw (上白糖に黒蜜をふきつけたようなもの)
Splenda (スクラロース)
Equal (アスパルテーム)
Sweet 'n Low (サッカリン)

ダイエット中のアメリカ人の家に行くと、だいたい人工甘味料が2種類ぐらい
常備されていた。

どうやら、好みがあるようです。
プラス、人体への安全性や、特定のダイエットでは禁じられているものがあったりする模様。

肥満大国かつ自己責任の国、アメリカならではの風景だなと思った。

日本に住んでいると、食の安全について、さほど気にせずに生活していけるけれども、
アメリカにいると、GMO だけでなく、農薬や成長ホルモン投与などなど、
いろいろと気になる情報が耳に入ってきて、疑心暗鬼になってしまう
アパートと車の話がようやく済んだかと思いきや、
今度はオットちゃんの髪の毛に標的が移った。

いい加減、髪の毛切りなさいって言ってるでしょ! 長すぎよ! こんなのもう許される範囲を超えてるわよ!

あぁ、始まった。 ヒステリー
長い、長い言ってるけど、まだ肩にも届いてないで。。。


面接に支障を来たすから、すぐにヘアカットの予約を入れるわ。 明日入れるから、行きなさい!


そうだ。お前のお母さんが正しい。 身だしなみをきちんとしておくと、印象がよくなる。


その後も続く、ほっとけ! いやよ、ほっとかない! の大騒ぎ。

なんでも自分の思い通りにしたいオットちゃんのお母さん。
忙しい、忙しい言いながら、こんな瑣末なことに何十分も時間を割いちゃって、
そりゃ、いつまで経っても仕事終わらないよね


ちなみに、同じ場にいた妻は完全に無視されていました。
まぁ、いつものことだけどさ。。。 なんだかね。。。
先週末、オットちゃんのお母さんのお誕生日祝いということで、ディナーに行った。
どうして夫婦でお祝いできないんだろう。。。ナゾ。

それはさておき、その日行ったのは、毎週金曜日のノークッキングデーに行っているお店の片方。
選択肢は2つで、このお店か中華。

で、今回はステーキハウス。
なぜなら、誕生日割引があるから。

席につくと、「お飲み物はいかがですか?」と聞く店員さんに、
いや、けっこう。私たちは、水を飲むので。」
とオットちゃんのお父さん。


メニューを見て選んでいると、
何をそんなに選ぶのに時間をかけているんだ!
と再び、オットちゃんのお父さん。

みんながみんな、あなたのように毎回同じものを注文するわけじゃないんですよ



サラダが出てきた。
店員さんが、「コショウはかけますか?」と聞くと、
いえ、私たちはけっこう!」と即座に断るオットちゃんの両親。

その強い口調に店員さん、ビビって即座に去ろうとする。

ちょっと待って~! 私はコショウ、いるの!!


パンは食べ放題。
店員さんが、これまた「おかわりはいかがですか?」と聞きにくると、
いや、私たちはもう要らない。
と、オットちゃんの両親が断る。


食後に、「デザートはいかがですか? メニュー置いていきますね。」
と言った店員さんに対して、
いえ、私たちには、誕生日特典で、バースデーケーキ*が出るのでいらないわ
とこれまたオットちゃんの両親が強い口調で断る。
(*チョコレートケーキが一切れ)


あのう、あなたは私ですか?

We って何? We って?
オットちゃんと私の部屋。

オットちゃんのお父さんは、どうしてもこの部屋のシャワールームでなければ嫌だ、
というので共有している。

しかし、オットちゃんのお母さんは、「私は、別にどこでもかまわないわ」と
私がアメリカに来てからは、隣にあるバスルームを使っている(はずだった)。

ある日の夜。

ねぇ。 ベッドのところに置いてるあなたのアイマスク、もらっていいかしら? 医者にアイマスクして寝るように言われたのよ。

・・・ど、どうぞ


また別の日のボランティアに向かう車の中でのこと。

ねぇ。 あなたが洗面台に置いてる、あの小さいブラシみたいなのは何?ずっと気になってたの

あぁ、歯間ブラシのこと?
マスカラ塗った後に、ダマ取るのにちょうどいいんだよね

じゃなくて!!

ひとの部屋で何してるの???
昨日は、アパートと車(中古車)を見に行った。
帰宅後、予想を裏切らない感じで、オットちゃんの両親は尋問を始めた。

すると、いつものアレも同時に始まった。

妻よ。 今は私が質問をしているんだ!

何よ! 私が質問しちゃいけないって言うの?!

だから、“今”は私が質問しているところだと言っているじゃないか!

キーキーキー

ギャーギャーギャーギャーギャー



えーっと、動物園に迷い込んだのかしら、私?

この二人の年齢、足し上げると151歳

もう一回、プリスクールあたりからやり直したらいいんじゃないかと思うのは、私だけだろうか?


詳細は、そうね。
夜眠れなくなるぐらい、はらわたの煮えくり返る思いをしたとだけ形容しておきましょうか。。。
さすがに、少しずつ目が覚めてきたオットちゃん。

授業の合間に、アパートを見に行こうと、連れ出してくれた。
そんな車での移動中。

昨日のお母さんの発言は、ほんとひどいよね。 なんで、おかえりの一言もなく、あんな嫌味を言ったんだろうね。

お母さん、謝ったって言ってたけど?

ごめんなさい、悪気はなかったって・・・」

え、それだけ?! 彼女には自分の何が悪かったのか理解できないんだね。


その後、別の話になったのでそこで終わったのかと思っていた。


するとその日の夜。

お母さん、なんで昨日、僕たちが家に帰ってくるなり、おかえりの一言もなく、嫌味を言ったの?

なにこれ! 私が知ってるオットちゃんじゃない!!
やるじゃない、オットちゃん

私はあなたたちのことを大切に思ってるから言ったのよ! 嫌味だなんて、そんな悪く取るなんてひどいわ!もっと私のこと信用するべきよ!

・・・相手を大切に思っていることと、食べ物が冷蔵庫に入るかどうかは、
完全に別の話だと思うのだけれど 
言ってることが本当ならば、帰宅した私たちにまず言う言葉は、「おかえり」だよね

彼女の言葉を借りれば、
あなたの話には一貫性がないわ。 どう関係があるのか私に説明してみなさい。
という切り返しがもっとも適当なんじゃないかと思われる。

とはいえ、ダメージを与えるにはぴったりの方法ではあるけれども、
それをすれば、ヒステリーを起こすのは目に見えている。
それは、避けたい。。。

あなたももう少し、私たちを信用してもいいんじゃない?

黙った。

そして、部屋を出て行った。


あのぅ。 返事は?