消えたエルサレム教団の謎を解くカギ | 「秦氏」の謎ブログ

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失われたイスラエルの十部族(失われた原始キリスト教徒の謎に迫る。

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東方の博士たちの目的は・・・?

東方の博士たちの思想は、原始キリスト教に非常に近いか、むしろエルサレム教団と共通した教義を持っていたにもかかわらず、彼らは、不思議な事に、イエスを礼拝すると、自分たちの国へ帰って行ってしまったのである。


ユダヤに残って、イエスに従ったわけでもない、イエスが成長して、宣教を始めた時に、再びやってきたということもない。さらに、エルサレム教団に加わった形跡もないのだ。


つまり、イエスが磔(はりつけ)になった後も、東方の博士たちは、ずっと自分たちの国=はるか東の国に、住んでいたのである。


奥義「カッパーラ」を継承する者として、それなりの使命があったはずの、東方の博士たちの目的はなんだったのだろうか?イエスの礼拝をするだけでは無かったはずである。


その本当の使命とは?=突如として消えた「エルサレム教団」の行方を知る重要な手掛かりがあるような気がする。


東方の博士たちは、どこの国の人間だったのか?


当時、パレスチナ地方から見て東の方角には、紀元1世紀、古代ローマ帝国と激しく対立した大きな国「パルティア」という国があった。

この国はペルシャ人の国で、古代ローマ帝国と激しく対立し、長い間、戦争が絶えることがなかった。パルティア人は、ローマ人をひどく憎んでいたが、反面、古代ローマ帝国で迫害されていた「ユダヤ人」に対しては、非常に好意的であった。

実際、パルティアの都市「バグダット」には、数多くのユダヤ人が住み生活をしていた。その多くは、バビロン捕囚以来、住んでいるユダヤ人たちであった。アケメネス朝ペルシアによって、バビロン捕囚から解放されたとき、パレスチナ地方に戻ってこなかったユダヤ人たちである。

彼らは、パレスチナに住むユダヤ人と活発に交流をしていた。このなかに、東方の博士たちがいたと考えられる。全部ではないにしても、少なくとも一部は、このバクダットに住んでいた。


聖書学においても、東方の博士たちが住んでいた町は、この「バクダッド」であるというのが定説となっている。


となれば、エルサレムから東の町ペラに移住した「エルサレム教団」が、次にめざしたのは、この「バグダッド」だったのではないかと考えられる。さらに重要な事は、カッパーラの奥義を手にした東方の博士たちがバグダッドにいたからこそ、迫害の手を逃れて、同志のいるもとへやって来たのは、当然の成り行きだったと考えられる。

しかし残念ながら、可能性は非常に高いが、その記録は現代では残っていないのである。


エルサレム教団は、ほかのユダヤ人から見れば祖国を裏切った異端者集団であることを考えれば、定住すれば迫害を受けることは必至、さらなる旅を続けたものと推察される。



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