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「エルサレム教団」への迫害
ローマにおいて、「異邦人キリスト教徒」が増えてくると、非常にねじれた問題が生じてくる。
イエスを十字架に磔(はりつけ)にしたのは、ユダヤ人ユダヤ教徒たちであった。彼らが神の子「イエス・キリスト」を殺したのだと・・・という風潮ができはじめるのだ。
やがて、原始キリスト教を迫害した保守的なユダヤ人ユダヤ教徒は、たんに「ユダヤ人」と呼ばれるようになる。これが大きな誤解を生む原因となる。
つまり、「ユダヤ教徒が、イエス・キリストを殺した。ユダヤ教徒は、みなユダヤ人である。」
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ユダヤ人は、神の子を殺した呪われた民族である。
というように、明らかに間違った論法がいつのまにか世にまかり通ることとなる。
後世まで、ユダヤ人が迫害される理由のひとつは、ここにあるといって良い。
繰り返しになるが、エルサレム教団のメンバーは、「ユダヤ人キリスト教徒」である。すべてユダヤ人から構成されていた。ユダヤ人に対する迫害は、ユダヤ人ユダヤ教徒に留まらず、ユダヤ人原始キリスト教徒にまで拡大することになる。
古代ローマ帝国からは、ユダヤ人として弾圧され、属国ユダヤの支配者からは、原始キリスト教徒であるという理由で弾圧される。
また、同じユダヤ人でありながら、ユダヤ人ユダヤ教徒からは、原始キリスト教徒であるために迫害、攻撃される。
さらに、同じ原始キリスト教徒でも、異邦人キリスト教徒とは保守的なユダヤの伝統、戒律を行う理由で対立し、また、イエス・キリストを殺したユダヤ人ユダヤ教徒と同じユダヤ人であるという理由で差別されていた。
いずれにしても、紀元1世紀ごろ、もっとも迫害を受けていたのは、なんと「エルサレム教団」の人間であった。ユダヤ人キリスト教徒は、2重、3重の迫害、弾圧、そして差別を受けていたのである。
まさに、孤立無援といった状態であったのである。
そこに、「第1次ユダヤ戦争」そして「第2次ユダヤ戦争」の勃発によりユダヤ人は完全に国を失うことになる。彼らは、中東から世界各地へと流れ、離散の運命をたどることになった。
こうして、前世期、1948年に、パレスチナの地に「イスラエル国」が建国されるまで、ユダヤ人は流民となったことは、良く知られている。
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