日本が世界に誇れる素晴らしき医師   | たんぽぽ 東日本大震災からの復興を応援します

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クローバー今日の担当 おどちゃんですクローバー

今日は、ずっとチェルノブイリと東北支援をされ続けておられる鎌田 實先生がお話しされた

『NHK復興カレッジin福島』の動画をみなさんにご紹介したいと思います。


鎌田先生は、20年にわたりチェルノブイリ原子力発電所事故の被爆者の治療をしてこられました。

そして昨年の3月下旬には、驚くことに原発から30キロ圏内の南相馬市に入られました。
そのときは原発事故による屋内退避勧告が出されていたため、支援物資も全然届けられてない状態でした。

そんな中、鎌田先生は諏訪中央病院の医師やスタッフと共に、医療品や物資を持ちこまれ、
避難所の巡回診療を行われました。

なんと30キロ圏内に初めて入った医療チームが鎌田先生率いられる医療チームだったのです。
そして温かい食べ物を2週間­も食べていなかった人たちに、おでんとビールも差し入れられました。

私は鎌田先生のブログを読ませていただき、驚きました。
http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/

震災後は、ほとんど毎日、東北に関する記事ばかりです。

みなさんも読んでいただければ、先生がどれほど東北支援に心を砕いておられるか
おわかりいただけると思います。

その中で、2011年4月26日の先生の記事をご紹介させていただきます。


「鎌田流の悼み方」


「自粛」なんてやってられない。
そんなことをしていたら、世界から置き去りにされる。

東北支援のために走り回って、心は疲れている。
でも、立ち止まってなんていられない。

2週間、休む間もなく動き回ってきた。
風邪でゼコゼコしながら、南三陸町、女川町、石巻市、飯館村、
伊達市、気仙沼市、気仙沼大島と走り回り、被害の大きさと広さに言葉を失った。

医者だから、現場に行けば何かができる。
同時にカマタが動くことで、なにかが動き出すこともある。

そう信じて、たくさんの亡くなった方や傷ついた方を思いながら、
少しでも公共への貢献ができないだろうかと考えている。

自分の足で歩き、こんなことがあるのかと思うくらい、
ひどい状況と、その範囲の広さを実感する。
本当にひどい。
しかし、だからこそ、やれることを一つひとつやるしかない。

本当は黙して、死や自然をおそれて、祈り続けていたい。
そう思いながら、立ち止まれない。
これが、ぼく流の「悼み方」だと思っている。




すみません。言葉が出てきません。
ただ一言だけ
鎌田先生は、我が国が世界に向けて誇れる本当に素晴らしい医師だと心から思います。