2015年、和歌山県では秋に「紀の国わかやま国体」「紀の国わかやま大会(障害者スポーツ大会)」を控え、運営ボランティアを募っていました。
私も何か役に立てたらと、パソコン要約筆記のボランティアの研修を受け、3日前の6/7(日)にはリハーサル大会に参加し、緊張の1日を過ごしていました。
次の日曜日、6/14には所属しているグループでイベントに参加することになっていて、その準備のため、連日遅くまでパソコンに向かっていました。
夕食、入浴も済ませ、パソコンをしていると、急に頭の上の方から、サーーッと血の気が引いていくような感覚。「??何これ??」と思っているうちに目の前が暗くなりました。
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遠くの方から人の話し声が聞こえてきて、目を開けると、ベッドに横になっていて、上から次女が覗き込んでいました。
?????
次女「とりあえず病院に連れて行ってもらおう」
私「?なんで?」
夫が携帯で救急車を要請しているのが見えました。
まだ事態が把握できませんでした。
上はTシャツでしたが、下はパジャマのパンツだったので、次女に手伝ってもらって、家用のクロップドパンツにはき替えました。←そういうことを考える余裕があったようです。
我が家は消防署から近いので、わりとすぐに救急隊がやってきて、私を階下に下ろすための袋のようなものに足を入れるよう言われ、従いました。
救急車には次女がいっしょに乗って行ってくれました。
このあたりの記憶は途切れ途切れですが、受け答えはしっかりできていたと思います。
救急車が走ると、揺れるのが気持ち悪かったのを覚えています。
希望した病院も近くて、すぐに着きました。
ストレッチャーからベッド、MRIの検査台など、移動させられるたびに気持ちが悪くて、MRIが終わってまた移動した時には、とうとう戻してしまいました。
夫・次女によると、急にガタガタしだして、のけぞって強直していたらしいです。
脳疾患を疑っているようで、指先を目で追ったり、指を握ったり、足を曲げたり揚げたりの指示に従えるか調べていました。
足の筋肉がピクピクしていました。
なんだかお尻のあたりが冷たいので、手で触ってみると濡れていました。失禁したようです。
夫と次女が医師の話を聞いているのが見えました。MRIの結果は問題なかったようですが、そのまま入院となりました。
左腕に点滴が入っていました。
お部屋に行く時、看護師さんが
「個室を希望とのことでしたので」と言うので、
希望してません!
と主張しました。
夜も遅いので、相部屋に入るのは他の方の迷惑になるから、という理由だろうとは思うけれど、ここで「希望した」となると、個室の差額とられるやんか!と、せこいことを考えるくらい、頭ははっきりしていました。
お部屋に入って、
下着が濡れているのが気持ち悪いが、着替えがない
と看護師さんに言うと、
「リハビリパンツにしましょうか」と言ってくれました。
初リハビリパンツでしたが、これ、もっとゴワゴワ・モコモコするもんかと思っていたけど、なかなか気持ちよかったです。
心電図のモニターを付けられ、トイレに行くときはナースコールするよう言われました。
左脚の中でピクピクする感じはしばらく続いていました。