今日は少し深いお話を・・・
深いお話といっても、「深イイ話」ではなく、
身体の深い部分にある筋肉についてです、はい
巷で良く目にするようになりました「体幹」
・体幹トレーニング
・体幹を引き締めてシェイプアップ
・腰痛は体幹を鍛えろ
・ランニングと体幹
・産前産後の体幹エクササイズ
・尿失禁には体幹深層筋エクササイズ
・発達過程における体幹の使い方
等々、色々な表現によって巷で良く目にするようになったと思います。
ここまでメジャーになったといことは、『大切』だということの裏返しでもありますよね。そうなんです、非常に大切なことなのは間違いないんです。
だからこそ、正しく理解を深めていきたいなぁ~~、と
さてさて、「体幹」とはなんなんでしょう?
その体幹の「深層筋」とは??
何となくボワ~っとは分かるけど???
という方々も少なくないのではないかと思いまして、中本なりに表現してみます。
まずは「体幹」とは?
四肢・頭部を除いた部分
首から骨盤帯までが「体幹」ということになりますかね。
良く勘違いされるのが、「体幹=腹筋・背筋」というようなイメージですね。
鬼コーチが『よぉぉしっ!今日は『体幹』を鍛えるぞっっ!!』と
竹刀を振りかざして(昭和の香りが・・・)、
「1・2・3・・・・98・99・100!!」と
一生懸命いわゆる腹筋運動をしたり、背筋運動をしたりするようなイメージです、、、ってそこまでのイメージは無いですか(笑)
このイメージでは、本当の体幹を捉えることが出来なくなります。
大切なのは、肩甲骨周囲や骨盤帯も含まれている、ということになりますね。
このように捉える事で、身体の不調を調整する時に「体幹」から改善するような方法も考えられるわけですねぇ
そして、その体幹の「深層筋」とはなんなんでしょうか??
まず、「深層筋」というものが何なのかを捉えなければなりませんね。
「深層筋」と相対するのが「浅層筋」になりますね。
漢字をみてもらえれば分かるように、身体の「表面に近い層」か「深い位置にある層」なのかで、使い分けます。
もう少し分かりやすくお伝えすると、パッと身体に手を当てて触れることが出来やすい筋肉が「表層筋」となります(一概には言えませんが)。
また、「表層筋」は多関節筋と言われ、関節運動の主動作筋になることが多いとされています。
はい、やっと「体幹の深層筋」の説明に入ります。
(一つひとつ簡単にでも説明しようとすると、どうしてもなかなか本題に入れません)
体幹における「浅層筋」と「深層筋」をこのように表現することがありますねぇ。
・浅層筋と深層筋
・アウターマッスルとインナーマッスル
・アウターユニットとインナーユニット
・グローバルマッスルとローカルマッスル
という表現を色々なところ・場面において使います。
細かい概念はそれぞれ違いがありますが、大まかには同じ意味合いで考えてもらって良いでしょう。
(専門性を追求する場合はしっかりと使い分ける必要性があると思っています)
そして、体幹における「深層筋」を中本は次のように考えます。
『姿勢を安定させ、動作における初期始動に深く関与する深部層の筋』
となるでしょうか。「深層筋=インナーユニット」と捉えています。
もう少し砕けた表現でお伝えすると、
『何か動こうとしたときに、一番最初に筋肉が反応して、関節の安定性を高めて、その動きを効率よく行わせる深い位置にある筋肉』
となりますかね。余計分かりにくいですか
では、その「深層筋=インナーユニット」とは具体的にどんな筋肉があるかを。
(ここまで、長いっ、ですかね。。。)
・横隔膜
・腹横筋
・骨盤的筋群
・多裂筋
となります。
この一つひとつの筋肉の働きが非常に大切になるんですよねぇ
横隔膜は呼吸に直接関与するし、
腹横筋は腰痛などに影響大やし、
骨盤的筋群は出産に直結するし、
多裂筋は姿勢保持にも影響大やし、、、
と、それぞれがしっかりと働くことが大切なわけです!!!
そして単独で働くことが大前提になるわけですが、加えてそれぞれが同調して働くことが出来ているのかが一番ポイントになりますね。
・量的なもの(筋肉がきちんと収縮しているかどうか)
・タイミング(同調する時のそれぞれのタイミングにズレなどがないかどうか)
・スムースさ(スゥーっと働けているか、ガクガクガクなどと拙劣な働きか)
などが見極めるポイントになりますが・・・
ん~~ん、この「深層筋=インナーユニット」について1つずつ説明をしていくと、中本のペースだと、ドエライことになりそうですね
今日は、「体幹」とその「深層筋」についての入門編・・・ということにさせてくださいm(__)m
日を改めて、それぞれについてまた書いていこうと思いまぁ~す