きょうは外に出ず、室内を暖かくして、読書に集中しています。




ちょうど200頁まで読みました。きりの良いところで眼を休ませ、夕食の準備です。煮物にキムチ、卵を入れて、いま余熱で味を沁みこませています。


CDは、田中希代子さんのドビュッシーを聴きましたが、後日なにか書ければと思っています。


聴くことと感想を述べることは、私にはまったくの別物です。


これまでの人生で、いかに多くの哀れな人に接してきたかを想い、そうなるまいと決心し、デルフォイの予言を自分にも言い聞かせるのです。


私は、自分がなにも知らないことを知っている。それだけは確かなこと。だから私自身の努力により、知りうることのみを、いつかは頂きに達する為ではなく、その一歩一歩を目的として、進むしかないのです。


  死すべき人間に 知りうることは少なく

  喜びは多く 与えられたり

                  ヘルダーリン