今夜はミリオーネンサポートメンバーとFacebookの新システム「Facebook Room(ルーム)」を体験してみました。

オンライン会議システム「Zoom」などとの競合、または独自の特性などを調べてみました。
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【Zoomとの違い】
まず無料なのに時間の制限がないこと。Zoomの場合、有料版を購入すれば時間無制限で使用できますが、無料版だと40分で一度閉じなければならなくなります。それがFacebookルームなら無料で無制限です。

次に、Zoomではアプリ取得が必要だったりしますが、こちらのルームはホスト(ルームを立ち上げる人)はFacebookのアカウントが必要ですが、それ以外の人はアカウントやアプリなどが一切不要。ホストからルームのurlを教えてもらえさえすれば、ブラウザ(Chrome)から誰でも入れます。…むしろその辺りのセキュリティが気にもなります。

一つ面白い特徴だったのがエフェクト。自分のビデオ(自撮りしている自分の窓)にはスノーのようなエフェクト、それから3Dのバーチャル背景が使用できます。この機能はスマホのみで、PCでは使えませんでした。ここが一番のストロングポイントかな…。
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【ミーティングシステムとしては弱いか】
Zoomにもある「画像共有」機能はあるのですが、共有した画像は自分の顔が写っていた窓にのみ写ります。つまりZoomみたいに全画面にバンッと出てこないので、会議などでプレゼンしたり、講義で全員に示す資料のような使い方には適していません。とは言え、例えばその資料を出している人をスピーカービューでピン留めすれば、大きな画面で見ることはできなくはないです。

逆に参加者が同時に自分が共有したい画像を出せるので、何か違った遊び方はできるかもしれません。

ちなみに音声つき動画を共有してみましたが、音は飛び飛びだし、動画もかなり重い感じで、ほぼ機能していませんでした。Zoomと違って音声などの細かい設定ができないのも減点対象かな…。


なによりも困ったのが、Zoomのようなホスト権限がまるでないこと。一斉ミュートができず、皆が同時に喋りだすとカオスになるのと、同時発言や前の発言者に被るように話し出すと、スピーカーがパニクリます。正直、ホストが全体をコントロールするのは難しいようです。

他には録画・録音機能、ルームを生配信する機能もありません。待機室もなく、セキュリティ面も不安です。チャットの代わりに、個人的に相手のプロフィールを開いたり、メッセンジャーでメッセージを送ることも出来ますが、その通知がくる訳でもないので、オンタイムでは機能しません。

また、人によってルームに入ってはいるのに顔が映し出されなかったり、それが人によってちゃんと写っている人とそうでない人がいるなど、バグ要素もありました。
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【結論】
おそらく少し前にメッセンジャーグループというシステムがありましたが、それのもっと開いたもの。urlで参加者がら自主的に誰でも入れる、というのが付け加えられましたが、中身としてはビデオ電話に毛が生えた程度のものでした。

Zoomらは先駆者としてのアドバンテージが常にありますから、Facebookがどこまでこのシステムに真剣に取り組んでいくのか、に寄っていると思いました。

まだ、使うならZoomかな…