今日公開のクレヨンしんちゃんの新作!
ポスターがなんか泣けそうな感じがしたのでwktkしながら朝一で観てきました。
若干ネタバレあるので注意。



~あらすじ~

ある日ぎっくり腰になったひろしがメンズエステに行くと、ロボットになっていた。
なんだかんだなんでもできちゃうロボットひろしに家族も喜ぶが
そのロボットは尻に敷かれ家の立場が危ぶまれている日本の父親たちの復権を目的にした
「父ゆれ同盟」のしわざだった!




まず初めに思ったのは、ポスターに騙されたな、と。
オトナ帝国みたいなものを期待していくとがっくり来ると思われます。

話としては可もなく不可もなく。
適度に笑えて適度に家族愛にじーんとできて普通に楽しめる映画って感じ。

でも個人的には、みさえであったりひろしであったりのそれぞれの心理描写というか
複雑な心境がよく表れてるなーとは思いました。

クレヨンしんちゃんって大体家族愛をテーマにしたものが多いと思うんだけど、
今回の映画がひろしにフォーカスしてるからか、ひろしとみさえの夫婦愛みたいなものも
感じられました。

話の内容は至極単純なんだけど、大人が見たらきっといろいろ思うことが
あるんじゃないかなって感じの作品でした。

私は結婚してないし恋人もいないし好きな人すらいないので既婚者の方が観たらどう思うかは
なんとも言えないけど、ひろしとみさえは理想の夫婦の形だなーと思った。

普段あんだけ尻に敷いてるし相手の悪口言ったりしてるけどやっぱいつまでたっても
相手のことを愛していられるって素敵だなあと思ったり。

どちらかというと子どもよりも大人に見てほしい映画だなー。
もちろん家族愛も感じられたけど。

しんちゃんのロボである父親と生身の父親への気持ちの葛藤もよく表れてて
子どもだからこそ複雑だよなーって思えた。

変な先入観とかそういうのが無い分子どもにとってどちらを選ぶかっていうのは
きっとすごく大変だっただろうし、どちらかを選んだときの別れとかも辛いし

でもそうやって大きくなっていくんだろうなーって思うとなんかもう
ぐっとこみ上げるものがありました。泣かなかったけど。

大人になると純粋に楽しめなくて困る。