ホワイトカラー・エグゼンプション

「年収四百万円になったら帰宅は午前様。残業手当なし―。

小泉内閣と財界が、事務系の労働者を対象にこんな制度を

つくる準備をすすめています。早ければ来年の国会に法案が出る予定。

空前のサラリーマン大増税とあわせて、月給から残業手当がなくなったら

生活は大ピンチです。」


え??え???

どういうこと?

自分たちは??議員はそのままなの??

一瞬、頭を抱えてしまいました・・・


残業代を払わずに何時間でも労働者を働かせることができたら、

財界にとってどんなにいいか。しかし、一日八時間労働など

労働基準法の規制があってやりたくてもできません。

規制を超えて平日の残業や休日出勤をさせたら二割五分以上、

深夜業の場合は五割増の割増賃金を払わなければなりません。

 労働者が人間らしく働き、生活するための当たり前のルールですが、

財界にとってはこれが邪魔。この規制から逃れるために、

自己の裁量という名目でいくら働いても残業手当がつかない

裁量労働制を導入しました。しかし対象者に制限があるなど

使いづらいというのが企業の評価です。


年収が四百万円を超えたホワイトカラーはすべて、

労働時間規制の対象外にされ、定刻になっても帰れず、

夜なべしても残業代なし。過労死しても「自己責任」です。

こんな働き方になるということです。

 (この制度は、アメリカが本家です。)」

人間らしく生きることさえ、無くされてしまっても

もう不信任案さえ、通せない・・・



弱いものは、どんどん弱くなっていくだけの社会を

あなたたちは支持したのですね・・・ ・・・