始まりましたよ、Tax Return (税金申告) の季節が。

アメリカでは、年明けのこの時期から、４月１５日までに、前年度の税金申告をしなくてはいけませんで、

これによって、払い過ぎた税金が返って来たり、足りていなかった税金を追加納税しなくてはいけないわけですが、

こりんごちゃんなんて、NY在住の中流層の下で、独身と来たものだから、一番ガッツリと税金を払わされている人で、

だから、毎年、払い過ぎた税金が返って来るのよ〜。

ちょっとしたボーナス、臨時収入の季節で、小躍りしちゃうくらい嬉しいんだけど、

もともと自分が払い過ぎた税金が返って来るだけなんだけどね。

この税金申告、自分でも出来るんだけど、優秀な税理士を雇ったりすると、エキスパートがあの手この手を使って税金の抜け道を導き、出来のいい税理士次第で、払い戻される税金金額も変わって来るみたいよ。

オンラインで、手軽に申告も出来るけど、

貴方、税理士を使うのも、オンラインを使うにも、

金がかかるわけよっ！

この世は、金金金。

毎年言ってますけれど、

アタシなんて、この国に、財産とか家持ってるわけじゃないし、

扶養家族や、学生ローン、住宅ローンがあるわけでもなし、

障害者とか、犯罪者でもないし、

投資したり、自営業してるわけでもないので、

申請も、めちゃくちゃシンプル。

単なるサラリーマンで、払い過ぎた税金を取り戻すために、またお金払って税理士雇ってまでも税金申告する身分でないので、

パブリックライブラリーのボランティア団体の皆様の元で、税金申告しております。

もちろん無料で！

ただ、無料なんでね、みんなが利用したがるから、時間が丸半日は潰れる覚悟で臨みましょう。

(ちなみに、その待ち時間を使って、このブログ書いてます。)

それが無料の落とし穴です。

さて、早速、アッパーイーストにあるパブリックライブラリーに向かいますよ。

そうそう先月、新年早々、やっとアッパーイーストサイドの 2nd Ave の新しい地下鉄 Qラインが開通いたしまして、

初めて、2nd Ave ラインに乗りますよ！

（アッパーイーストサイドなんて、お上品なエリアには、あまり用がないので・・・。）

終点は、2nd Ave 96th street ですが、こりんごちゃんは、72nd Street で下車。

やっぱり新しい駅だからキレイ〜

NYの地下鉄は汚いイメージを抱えている人が多いと思いますが、古いからね〜。

でも、新しい駅は、こんなにクリーンよ。

構内からは、エレベーターでストリートに出て来るんだけど、

外観もキレイ〜。

(新しいのに汚かったら困りますけどね。)

早速、アッパーイーストサイドのパブリックライブラリーに向かう。

午前11時オープンの20分前に着いたんだけど、

あぁ、もう並んでる！

（来た人順に申請してもらえるから、早めに出向いたほうがいいのよ！）

このライオンマークがパブリックライブラリーです。

ちなみに、皆さんにも有名な、ミッドタウンのブライアントパークにあるこちらは本店(←適した言葉が見つからない)

で、NYCのあちこちにある上のライオンマークの旗を掲げたライブラリーは分店（？)

で、各分店ライブラリーで曜日と時間が決まって行われていて、

こりんごちゃんの休みの月曜日は、このアッパーイーストサイドのライブラリーだったのね。

で、ボランティアさんたちが、電子申請してくれるんだけど、

ボランティアさんたち、みんな50歳以上のシニアたちで、

この赤い上着の受け付けの方なんかは、きっと90歳くらいだと思う。

受付用紙を渡してくれる時に、

「こ〜、こ〜、こ〜のぺ～、ペーパーに、き〜き〜記入して〜。」

震えた声と、震えた手で、記入用紙を渡してくれました・・・。

老化性の震えですね。

でもね、シャキッとしてて、すごく若々しかった。

アメリカって、いくつになっても、社会との繋がりを持つ高齢者が多くて、励まされます。

と言うか、この税金申告ボランティアサービスを提供する人だけでなく、受ける人達も、

ほとんどの方が、ご高齢者ばかり、

やっぱりね、若い人は、自分でオンライン申請か、税理士を雇って、時間の無駄なく申請を行う人が多いんだと思う。

このボランティアサービスは、時間がかかるから。

もう２時間以上も待ってるし〜。

時間を無駄にしたくないこりんごちゃんにしては、いくら無料だからと言って、こんなに時間のかかるサービスを使うなんて珍しい選択よね。

うん、あんまり時間かかるから、オンラインで申請しちゃおうかなとも思ったのよ。

多分、税理士やとったら、100〜200ドルくらい？

自己オンライン申請だったら 80ドルくらいだし。

でもね、もうかれこれ、このサービスを10年以上利用もしてて、

自分の中での年中行事になってる感じ？

時々、隣のおばあちゃんとおしゃべりしたり、

今年は、イタリアンアメリカンの84歳のニコリーニおばあちゃんと世間話し。

「貴方、日本人なのね。

こっちで生まれたの、日本で生まれたの？」

「日本です。」

「日本は、ドフフィンを殺すのをやめるべきよ！」

全然、話が見えなかったんですが、

「そうですね〜。殺さないでほしいです。」

こりんごちゃん、お年寄りの意見には、素直に肯定しておきます。

「でも、日本の文化はビューティフルね〜。

私は、第二次世界大戦の時にアメリカに来たから。」

だ、第二次世界大戦？！？！

こういう生き字引と、一緒に世間話し出来るなんて、ここに来ない限りないからね。

ニューヨークのお年寄りって、パワフルよ～

みんな、おしゃべり好きで、

やっと税金申告終わった、別のおばあちゃんが、まだまだ順番待ちのニコリーニと、こりんごちゃんのところに立ち止まって、

「もう、今年は時間かかっちゃって、疲れたわ、早く家に帰って、ゆっくりしたい～」

って、言ってたのに、全然、マシンガントークで、15分くらいしゃべってた・・・。

このおばあちゃんたちは、みんな、アッパーイーストサイド（立地の良いエリア)の住人で、お金持ちというよりは、昔から住んでいるので、レントコントロールが効いているアパートにすんでいるので、たぶん、現在の相場レントの半分くらいの家賃で住めてる人が多い。

また、ほとんどの人は、リタイアしているので、年金や、障害者保険、何らかの不労収入により、高級エリアに暮らしていられると推測が付く。

「貴方、コンピューター持ってるから、今から言うアドレスをタイプして！」

「コンピューター？」

「貴方が手に持ってるやつよ。」

スマホのことを、コンピューターと呼ぶ、おばあちゃんたち。

新しく出来た地下鉄の、ニュースレターに、そのおばあちゃんの写真が載ったらしく、それをみんなに見せたいと、こりんごちゃんのコンピューターで、検索させられた・・・。

これです！

こちらがニュースレターに乗ったマシンガントークマダムだそうで、(ちなみに、隣の男の人は、赤の他人らしい。)

これを、みんなに見せたくて、こりんごちゃんのコンピュータたらい回しにされた。

今度は、ニコリーニちゃんが、

「じゃあ、私のカードも上げるわ！

貴方も欲しい？」

と、彼女のビジネスカード、いただきました。

えっ、フォトグラファー？！？！

で、こちらは、彼女のアート作品だそうで、

「フォトグラファーなんですか？！　」

「そうよ、アートとかも、やってるのよ。」

カードにあったウェブサイトもチェックしたら、ちゃんとご自分のHPもってて、

こちら二コリーニおばあちゃんのHP → Dianora Niccolini

なのに、コンピューター（スマホ）は持っておらず、ガラケーだったよ。

と、こういう交流が面白くて、長～い時間待たされても・・・

いや、もう、5時間も待たされてる～！！！

まぁ、そうやって、5時間くらい待たされたからこそ、

あぁ〜、今年もやっと税金申告終えて、アメリカ住民としての義務を果たしたぞ〜

と言う達成感が半端無いのです。

来年も、また来てしまいそうだな。

お年寄り、元気いっぱいオモロ過ぎっ！

何はともあれ、ぶじ税金申告終了！

納税は、国民の義務です。

ホッとしたのもつかの間！

やばいぞ～、急がないと、この後、こりんごちゃん初の、子供ドラム体験レッスンが待ってるから～

では、その報告は、次回に！

こりんご先生の、初レッスンは、どうなったのか、お楽しみにね。

ポチッっとなっ！

こりんご応援クリック、１，２，３、頼んますっ！

Happy Boy　ジョンヘイズのブログも、よろしくね。

赤毛のヘイズ

アメリカの税金申告(Tax Return) と NY新しい地下鉄駅(Q line)