アイロンにボルヴィックを入れる理由 | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

パリに来てもうすぐ
2年になりますが、

最初パリに来た時、
困ったことの一つだったのが
"水"。

パリの水は硬水
(石灰やカルシウムなどを多く含む水)
なので、
とにかく水が乾くと
白い石灰質が残ります。

なので、コップには
白い跡が残るし、
髪を洗うとパサパサになり
肌もゴワゴワします。

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と、それらはもう
気にならなくなりましたが、

やっぱり気になるのは
飲み水。

ケトルでお湯を沸かすと
石灰の凄い塊がゴロっと生まれ、
これが気持ち悪くて飲めません。
(石灰質なので飲んで大丈夫ですが)

なので、
白い塊がそんなに入らないよう
沸かしたお湯を注ぐ時、
沈殿物が多い最後の方は捨てます。

ちなみに、
水道水だと石灰質が水の詰まりを
生み出すので、
アイロンに入れる水は
専用の水を使用する必要があります。

ただ、
それを買いに行くのが面倒なのと、
正直そこにお金をかけたくないので、

うちでは
"少しでも石灰質が少ない方がいい"
という思いから
軟水(石灰質などが少ない水)
ボルヴィックを使用しています。
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アイロンにボルヴィック。。何か罪悪感たっぷりです、、、

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しかし、
上記のように書くと、
「パリの水はひどくて飲めない」と伝わって
しまうかもしれませんが、

パリ市は水の衛生管理に
かなり厳しく、

蛇口から安心して飲める水と
なっています。
※ただし、パリは建物が古いので、建物によっては水が通るパイプが太く、それが不快な臭いをもたらすことがあります

しかし、
うちのアパルトマン(建物)は
築100年以上。

リノベーションをして
綺麗に見えますが、
水道管などは信頼できません。

そのため、
蛇口から飲むのは抵抗があり、
ずっと沸騰させた水を冷まして
飲んでいたのですが、

石灰質の塊がやはり気になるのと
あと単純に面倒くさいので、
最近はスーパーで水を買うように。

しかし!
水を買うようになった最大の理由は、
水がとんでもなく安かった!
ことです。

スーパーマーケットで
何気なく水の値段を見たら、
何と!!!
1リットル入り、
6本で1.2ユーロ!!!

やすっ!!!
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CRISTALINE クリスタリン。多分パリで最も売れてる水です

1.2ユーロは、
約150円です。

1リットルが6本で
150円。

とんでもなく安いです。

1本の値段ではありません。

こちらは
1リットルボトルが
バラ売りもされていて、
1本0.2ユーロ。
約25円。

安いです。

※ただし、サービスエリアなどでは500ml1本が1ユーロ(約123円)します。
空港など場所によっては2ユーロ(約246円)するところも!

と、
ここ数ヶ月、
安いから! という理由で、
この水を毎度買い込んで
ガブガブ飲んでいたのですが、

先日フランス人の友人が
うちに遊びに来て、
水の話になり、
上の経緯を話して
「やっぱり水道水はまずい。
ミネラルウォーターは美味しいよね!」
と言うと、

置いてあった
クリスタリンを見て一言。

「いや、K(私)が飲んでる
クリスタリン、それ
ミネラルウォーターじゃないよ。

それは、
水道水とほぼ同じ水源の水だよ」

「だから、ミネラルウオーターほど
ミネラルなどの成分は入ってないよ。
ただ、水道水みたいに
パイプによる汚染はないけどね」

とのこと。

えーーーー!!!

ミネラルウォーターじゃない水って
そんなのあるの!?

知らなかった。。。

通りで安いはずだ。。


と言うわけで、
やっぱりミネラルウォーターがいい、
となり、

すぐにスーパーマーケットに走り
ボルヴィックを購入することに。

まー、
水なんてパッケージがなければ
バカ舌の私に違いなんて
分からないのですが、、、