日本が誇る新幹線は、フランスの技術から生まれた!? | 西方見聞録(旧パリレポート)

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2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

10月29日(土)
天気:曇り


日本が世界に誇る製品の一つに
"新幹線"がありますが、

先日フランス人の友人から
「新幹線はTGVの技術を
利用して開発されたんだよ」
と言われ、
ショック!!!!

えーーー、
新幹線って
日本人の技術者が作った
日本が誇る高速鉄道じゃなかったのーーーぐすん

確かに欧米の鉄道網は
早くから発達しており、
また、フランス国鉄は1955年に
331㎞という速度記録を樹立。

それは標準軌(レールの幅)で
樹立したもの。

戦後の極貧日本は新幹線開発のために
世界銀行からお金を借りますが、
そのとき世界銀行が日本に要求したのは
新幹線を標準軌で開発するというもの。

そして日本は標準軌で
新幹線を開発し、
1964年に東海道新幹線の
営業運転を開始したわけです。


問題は、
フランスの鉄道技術で
新幹線は開発されたか、否か、
ということ。

新幹線の開発に
お金を貸した世界銀行とは、
貧しい国の経済成長を支援する融資機関、
裏返すと、
国際資本家たちが作る世界構造に
弱者を組み込ませるための機関、

とも言われていますが、

日本はそんな状況の中で
新幹線を開発したわけです。


では、新幹線の開発において、
日本はフランス鉄道技術の
何を買ったのか、
頑張って調べてみたのですが、
全然見つかりません。。

日本のウェブの記事では、
新幹線は日本の技術者が作った、
というものばかりです。

真実はいかに、、
わかりません、、、


ただ、新幹線と
フランスが誇るTGVは、
まず営業運転を始めたのは
日本の方が全然早いということ。

新幹線が1964年、
TGVは1981年です。
営業運転開始は、
17年も新幹線の方が早いのです。

そして、
新幹線とTGVでは
決定的な違いがあります。
それは動力方式。
つまり、どのように列車を
動かすのか、その方法が全然違うのです。

新幹線は、
各車両にモーターを搭載し、
それぞれの車両が動力を持っているタイプ。

それに対しTGVは、
列車の両端に動力車がいて
その動力車がほかの車両全てを
引っ張って走るタイプ。
いわゆる機関車タイプです。

なので、
TGVは先頭車両が異常に長い。
{2543FDE3-1B72-472F-81C3-9E2F114BEC3C}
TGV。ながーーい先頭車両は機関車部分。ここの動力で列車全体を引っ張っていく

と、こんなにも違う
新幹線とTGV。

果たして、
新幹線はフランスの
技術から生まれたのか、
日本独自の技術から生まれたのか。

もしどなたか詳しい方がいらっしゃったら、
ぜひ教えていただきたいものです!!!