スバイン要塞で手に入った報告書がある。
それに目を通すとこのようなことが。
今は廃墟と化しているけれどもここは兵舎跡も宿屋跡もある。
おそらく以前は要塞として正常に機能したはず。
その要塞で警備を担当していたアレスさんの報告書。
彼がマークしていた探検家と名乗った男はあのREDSTONEを持っているらしい。
しかもかけらなんかじゃないらしい。
ぎらーん。
ではもう少し情報を集めてみるかー。
私がこの報告書を手に入れたのは狂人ウィザードからだった。
ならばソーサラーと狂人ハンターも何か持っているのでは?
そんな予想を立てて槍を振り回す。
REDSTONEにまつわる話が簡素にまとめられている。
こうして羅列されると確かにとんでもない、しかし強力なモノだとわかるね。
3つ目の報告書でアレスさんが要塞任務を離れて例の人物をそのままマークしていくということが書かれている。
行く先はファウンティス・ハイランド。
この手がかりの先に。わくわく。
それにしても本来はソルンドという国に送られるはずの報告書を何故モンスターが持っているのだろう。
ファウンティス・ハイランドについたので情報集め。
とはいえここにいるのはモンスターばかり。
ヘルマイトを倒したらこんなものが。
カンデントさんが要塞の崩壊を知らせる報告書。
これもソルンドに送られるはずだったのに・・・?
あ。
アレスさんが消息不明ということになっている。
もしかして一連の報告書はソルンドに送られることがなく、報告がないから安泰だと思われ、結果としスバイン要塞の崩壊につながったのか?
そしてカンデントさんによる報告書もモンスターが持っているということはこれらも・・・。
どうやらカンデントさんはアレスさんの代わりの要員ということもあるのだけど行方の調査も任されていたようだ。
・・・・バリアードのマクドさん?
あ、あの人か!
3枚目の報告書はバリアードという町についての情報。
アレスさんの手がかりはマクドさんが知っている。
借金とりに見えるのか・・・。ガクリ。
マクドさんの油は良質だからねぇ。
ということはREDSTONEを持っているという冒険者を追いかけてアレスさんもここに来て、そしてアレスさんを追いかけてあの人も。
するとマクドさんはなにやら納得したのかあるものを取り出す。
手渡されたのはメモ。
・・・・消される?
再び私はファウンティス・ハイランドに向かう。
あのメモから推測するにすでにアレスさんは死んでいる可能性が高い。
そしてカンデントさんの身にも危険が迫っているらしい。
なにか手がかりはないかと目を凝らす。
さっき来たときには気がつかなかったけれどドルイドがなにか持っている・・・?
強引に奪い取るとそれは思ったとおりカンデントさんの手によるものだった。
・・・。
カンデントさんの願いもむなしく、再び報告書はモンスターの手に落ちている。
この文面の様子ではカンデントさんも力尽きてしまったかもしれない。
それにしてもわざわざ要塞に姿を現し冒険者のふりをしたハイランダーは何が目的だったのか。
(気がついたのがアレスさんだけとはいえ自ら危険に晒す行為だ)
これを問い詰めないといけない。
簡単に口を割るとは思えないけど・・・。
なんのためにうわさを流したのかはわからないまま。
そしてハイランダーを倒した時に落ちた石が5つ。
もしやこれが?
REDSTONEじゃなかった。
これを使ったのを勘違いしてしまったのだろうか。
そう考えてももう答えは出ない。教えてくれる人もいない。
(経験値998500。ギルド徴収分も考慮して100万かな)