本日のフレーズ 19  Today's English 19 | zuzu's room ズーズーズルーム

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本日の窮地切り抜けサバイバルイングリッシュは



こ、これは違うんだ!

This is not what you think!



です。

どこから見てもそうでしょ、という状況だけれど、そうではないのだ、

という場合にお使いになってください。


有罪の場合は、ほとんど何の役にもたちませんが、

潔白な場合は、この必死の一文から全ての言い訳が始まるのですから、

よく練習して滑らかに言えるようになっておかなければなりません。


それでは、数々の窮地において、このフレーズが

役に立っている様子をご覧に入れましょう:



夫の浮気現行犯 篇    Case: Wife catches her husband with another woman


妻 「あんた!その女、誰やそれ?!」

夫 「こ、これはちゃうんや!!部長が女装したら、なんや色っぽいさかい、

   ついムラムラっと。それだけや!これはオッサンなんや!」

妻 「そうかいな、それやったらええわ。」

Wife    "Hey! Who's this woman?!"

Husband "This is not what you think!!

      The manager's wearing woman's clothes, and he's looking so sexy,

      and I felt horny. That's all! She is HE!"

Wife    "Oh, OK."



それやったらええんか?



つまみぐい現行犯 篇    Case: Mom catches her son snitching food


母   「ボビー!チョコレートケーキ食べちゃだめって言ったじゃないの!」

ボビー「ち、違うよ、ママ!僕じゃないよ、ケイトだよ!」

母   「口の回りにチョコレートついてるじゃないの!」

ボビー「これはチョコレートじゃないよ!カレーだよ!」

母   「ボビー!カレーも食べちゃダメって言ったじゃないの!」

ボビー「あーはいそーです、食ーべーまーしーたー!ケーキもカレーも僕が食ーべーまーしーた!」

Mother "Bobby! I told you not to eat the chocolate cake!"

Bobby "Mommy, this is not what you think! It's Kate who ate the cake!"

Mother "You have chocolate around your mouth, Bobby!"

Bobby "It's not chocolate. It's curry, Mommy!"

Mother "Bobby! I told you not to eat the curry either!"

Bobby "All right. Yeah, yeah, I ATE 'em. I DID eat both the cake and the curry, alright?"



売人vs警官 篇    Case: A dealer and a cop


警官 「不法薬物所持及び販売で逮捕する。」

売人 「これは全然そんなのとは違いますぜ、サツのダンナ、ヤクなんかじゃありやせん。」

警官 「ビニール袋に入れた白い粉がヤクじゃなかったら、なんだ?片栗粉とか言うなよ!」

売人 「違いやす。こいつはマッシュトポティトパウダーですぜ。」

警官 「欧米か!」


Cop  "You're under arrest for possessing and distributing illegal drug."

Dealer "Hey, officer, this is not at all what you think. It's not drug."

Cop  "If this white powder in plastic bag is not drug, what is it?

     Don't tell me it's katakuri starch!"

Dealer "No, no. It's dried mashed potato."

Cop   "You're Western or what!"



いかがですか?

お気づきになったかもしれませんが、例文は全て

現行犯逮捕状態におけるものです。

これは

This is not what you think!

の主語が This (これ=この状況)だからです。

過去の行動などをあとから発見されると、

ちょっと変わります。

それはまた後日お話しましょう。


さて、売人vs警官 篇で、売人は「全然」をつけましたね。

やはり、窮地ではつけがちになるものです。

「全然~ない」は、否定文に

at all

をつけます。

つける位置はイロイロ決まりがありますが、

ものすごい長文で無い限りは、おけつにつけておけば、ほぼOKです。

ここでは

This is not at all what you think.

と not のあとにつけましたが、

This is not what you think at all.

としてもよいのです。


<練習問題>


これは私の嫁です。

This is my wife.

こんなん全然ワシのヨメはんとちがいますで。

に変えなさい。


答: This is not my wife at all.


私はお金を持っています。

I have money.

あたしゃカネなんて全然ないね。

に変えなさい。


答: I don't have money at all.


どうですか?

さ、もうこれで、どんな絶体絶命のときも安心ですね。



さてさて、今回の例文に、「戦国武将ペロティ 」の回でお勉強した

表現が、さりげなく使われていたのに気付かれましたか?

そうですね、ボビーの使った

"All right. Yeah, yeah, I ATE 'em. I DID eat both the cake and the curry, alright?"
'em 」 です。

窮地に陥ったボビーが開き直って、いつもより若干

やさぐれた話しっぷりになってしまったので、登場です。

とはいえ、そんなに悪い言葉ではないので安心して使ってください。

しかし、書くとバカっぽくなってしまうので、話すだけにしてください。



それではまた、次回お会いしましょう。



                                  記 ネット翻訳サービス ちょっと訳して.com  運営者