大して休んだ感も行事感もないまま、あっという間に冬休みが終わりました。

子供たちが学校に行き始めると、こちらはある意味休息気分にひひ


昨夜はムスメ3号の宿題を初めて見たら案の定たくさん残っている・・・

掛け算の文章問題(一つの袋にばんそうこう二つ、袋が4つでいくつ?というやつ)

がわからないと騒いでいるので教えようと思ったら

「ばんそうこうなんてやったことない~!!!」だと。

言葉を失いました叫び



さて、贈り物上手のIちゃんから、またもや素敵な贈り物をいただきました。

フランスの一月のお菓子、ガレットデロア「王様のお菓子」です。

       (参考画像)


ホールの中にひとつ、フェーブという陶器でできた人形(生きものに限らない)が入っていて

切り分けたときにそれが入っているピースを選んだ人がその日は冠をかぶって

王様になれるという行事のケーキ・・・

とだけ思っていたら、キリスト教の暦で、東方三博士がイエス様を見出した日を祝う「公現祭」

で食べる重要なものだったんですね~

意味は知りませんでしたが

フランス料理にはまっていたはるか昔

アシスタントをしていた料理教室が一月は休みで、フランスの食べ物と道具などを求めて

パリに一週間ほど滞在しました。

大好きだったチーズの専門店に日参しチーズのフルコース(!)を食べたり

路地裏のフォアグラで有名なブラッセリーに行ったり

道具街でぶっとい麺棒やお菓子の型、いまでは珍しくもないルクルーゼの大きい鍋など

を買って帰りはトランクが持ち上がらないくらいになったりしました。

大好きだったパン屋さんにもたくさん行きましたが、このガレットデロアが所狭しと

並んでいました。


20代半ばでしたが、黒くて長い髪の東洋の一人旅の女の子は物珍しかったのか

それが礼儀の一種と思ったのか

あちらの店員さんたちにずいぶん構われましたね~

かわいい誘いもあれば、いまならネットですぐに広まるセクハラまがいのものもあったり(笑)

そんなこんなもいい思い出です。

好きなことを好きにできた、いい時代だったなあ~


とそんなことにも思いをはせましたが

その時にフェーブもいくつか買ってきました。

でも、日本では全然メジャーではなかったしとてもリッチな材料を使うので

これを使ったことはありませんでした。

しかも、安いのだったから立体的でなくちゃちい・・・

TGV(フランスの新幹線)とか欧州連合のマークとか、かわいくないものが多かったです。

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     (右のはケーキと一緒に入っていたかわいいカード)

Iちゃんからもらったものに入っていたのはどうやらフランスの北西ブルターニュ地方の

灯台のようで、立体的でリアル。いいものです(笑)

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わくわくしてナイフを入れると、一撃でフェーブに当たりました。

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食べてみるとまた、おいしい~


アーモンドクリームとバターをたっぷり使ったクリームがサックサクのパイに挟まれて

でもこってりしすぎず、子供たちも目を丸くして食べていました。

それもそのはず、吉祥寺の有名店のだもんね~


でも素敵なのはケーキだけじゃないんです。

Iちゃんはいつも素敵な言葉も贈ってくれます。

の言葉にほっこりしたり、昔を思い出して可笑しくなったりお腹だけでなく心も満たされました。

それに大事なものを分かち合ってくれるからこんなにうれしいんですね。


贈り物上手になりたいとIちゃんを見習ってぼちぼち修行中です。



長文お読みいただきありがとうございました音譜