レコ屋巡りの夜

塩化ビニール(=レコード)中毒患者のトホホな日々を綴りたいと思います。
オリジナルが欲しいけど高いなら諦めます。


テーマ:

最初に引き上げたのはこれ:

Gravy Train - Second Birth ( Bell Records Bell 1121 1973年 ) US PROMO LP 800円

 

なんちゅう酷いリングウェア!しかもジャケ上辺と下辺一部にテープまで貼ってある(悲惨・・・)。こんなもん買うやついるかよ?いくらUKプログレの人気タイトルとはいえ・・・と一応裏ジャケ見てみると…

 

 

何と私の大好きサンプルステッカー!! これはもしや、白レーベルでは⁉ と心の中でダラダラと汗を掻きながらカウンターで検盤すれば、やっぱり垂涎の白‼ 白なら良いじゃん!そう自分に言い訳をして、ジャケコンディション=拒絶すべき / 盤=スレキズ多しを無理やり購入。まぁ誰が見ても皆買わないですよね、これは。でもサンプル白コレクターとしてはねと。

 

Second Birth Second Birth
 
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 よくレコ屋(=D店)が「Promo Only MONO!!」とか謳って高額プライスを付けているけど、そうじゃない。「やっぱりプロモ盤は音が新鮮で鮮度が良いんだよね」とかいうコレクターもいるが、そんなことではない。「そこに山があるから、登るのだ」という登山家の言葉が一番自分にはピッタリくる。そう、レーベルが白いから集めるのだ。もっともらしい理由なんかどこにもない。だから一番始末が悪い。でも好きなんだよ!

 

 

 これで手ぶら退店を避けられたと一安心して、もう一度念入りにロックコーナーを見始める。すると、ロックAコーナーからこれを発掘:

 

Alexis Korner - Bootleg Him! ( RAK SRAKSP 51 1972年)UK 2LP 1000円

 

オオッ!ブートレグ・ヒム!ブルース・ロック者なら避けては通れぬ1枚。今でこそ簡単に配信やらCDやらで聴けるものの、バブル期やそれ以前は Robert Plant, Steve Marriott 等の60’sブルース期を聴けるとあって、それはそれは重宝しました。当時レココレのブルースロック特集を見てこのジャケに一目惚れし、地元の地方レコ屋でジャケボロボロのUS盤2枚組に6000円を投じて入手したのだ。それで聴いた聴いた!編集盤ですが言わずもがなのハイレベルな内容で、学生時代の6000円という大金に見合う満足が得られた。

 

 その後CDも出て、今ではこのUS盤なぞ1000円台で楽々見つけられる。最初に6000円でUS盤を入手した私はその後、同じくUS盤美品を1200円(インサート付き)、ドイツ盤美品2000円(中綴じのブックレット付)と計3枚購入。そして急にUK盤(見るからに美品)が登場である。しかも値段は1000円!! いくら値段が下がったといっても1000円はない。美品なら、今でも5000円は下らんだろうし…とプライスタグを見たら、そこにデス・メッセージ「ブート」の一言が。"Bootleg Him" のブートかよ(笑)・・・と思うも、ジャケが所謂ラミネ(laminated cover )ではないか。ジャケにそこまで金使ってるブート?一応カウンターにて検盤するも、それっぽく見えるし真贋がはっきりしない。ここでスマホでDiscogs でも見れば良かったのかもしれませんが、どうしてもこれは嫌なのだ。テストでカンニングしているのと同じ気がしてね。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 ちなみに、この「ブート」とD店から烙印を押されて代物に拘るには、ある伏線があった。以前下北D店にて発見したこのレコも「ブート」とプライスタグに書かれて1000円で売られていた。

 

Stray - Same Title ( Transatlantic TRA 216 1973年? ) UK LP 900円

 

破損はしているものの、ジャケはオリジナルの Die Cut だし…これって本当にブートか?一応購入して(10%オフだった。まぁブートって書いてあれば、みんな買いませんわな)、帰って調べてみた。確かにオリジナルは1970年リリースで白地に紫ロゴのレーベルで、これは1973年以降のレーベル。でもスタンパーは 2U/2U だしと。多分オフィシャルでリリースされた2ndレーベルの再発が正解なのではないかと。なぜD店首脳部が「ブート」と結論付けたかと言えば、このレーベルのプレスが Discogs に載っていないからであろう。ジャケがオリジナルの初回仕様でも、盤はリプレスなんてのは良くある話だ(町田レコ屋⑨に登場する Who - Sings My Generation なんていい例)。ちなみに、このStray の1st プレスはすでに入手しており、結局2枚目になった。

 

Stray Stray
 
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 …という過去があったので、これもD店首脳部の間違いではないのか?と掘り師の直感で購入決定。そもそもブートでラミネのカバーなんてないっしょ?

 

 そして店を出たところで一応スマホでチェックしてみたのさ…Discogsを。そしたら・・・何だか・・・レーベルの色が薄いんだよ。いやいや、これは多分写真で見るからこうであってさ。で、そのレーベルの写真を拡大して見てみると…プレスされた”1972”という数字のロゴが違う!!! な~~~~~~~~~~~!やっぱりブートじゃん!アホか俺は?ブートって書かれてるのに、本当にブートを買うやつ(涙)!柏まで来て何やってんだよ!(ちなみに、マトもオリジナルはスタンパーで、これはエッチング=手書き風でした)。

 

 その数カ月後、2回くらいUKオリジナルって代物をD店にて発見し、まじまじと再び検盤させてもらいましたよ。そしたら、本物のラミネ・ジャケは、UKプレス特有の Deep Laminated 的な、神々しいシワが入りまくりの重厚感に溢れていた・・・。それに対して My "Boot"leg Him は、表面がテカテカしてるだけの、フランス盤によくありがちなラミネ(これを国内コレクターさん達は、”コーティングジャケ”などと言っていますが、海外にはそんな言葉はありません。これも一応”ラミネ”とされてます)。 しかも、発見したUKオリジナルと思しき2枚はそれぞれ、2000円&3000円台のお買い得価格(トホホ)。それを1000円でブート入手と(試合終了…)。

 

 男は掘り師としてのプライドをずたずたにされたまま、カップルでにぎわう千葉の渋谷を後にした・・・(つづく)。

 

 

 

 


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