美崎栄一郎
ナナ・コーポレート・コミュニケーション
発売日:2009-09-11


「メモノート」「母艦ノート」「スケジュールノート」
この“3冊ノート術”を軸に、
ノート術について解説されています。

第1章:仕事で使う三冊ノート術
第2章:ノートの選び方や基本的な使い方
第3章:ノートを使った仕事術
第4章:ノートを使った時間管理術
第5章:自己投資のためのノート術
第6章:デジタルツールを活用したノート術
第7章:仕事やプライベートで使えるお勧めツールの紹介

思いつきを拾う「メモノート」
(著者は「タスク管理」と「アイディア出し」に用いているようです)
情報の基地となる「母艦ノート」
進行管理の「スケジュールノート」

“3冊ノート術”を大まかな流れにすると…
思いついたことをメモに取り(「メモノート」)、
そのアイディアを拾い集めてまとめる(「母艦ノート」)。
まとめたアイディアを清書して、形(書面)にする。
(PCに落とし込む)
そして、仕事はスケジュールとともに進めるので、
「スケジュールノート」を参照しながら、
「母艦ノート」を軸に仕事(プロジェクト等)を展開していく。

スケジュールやタスク管理よりも、
アイディアの残し方の説明に多くが割かれています。
そのあたりが私の求めているものとは少し離れていたので、
ちょっと厳しく、★3とさせていただきます。


■私が共感したのは…
・学生のときは覚えるためにノートを使いますが、
 社会人になってからは「忘れる」ためにノートを使います。
 暗記するためにノートに書くのではなく、
 あとで活用する「記録」として書くのです。
 仕事では、たった一つのことをしているのではなく、
 同時にいくつものことをマルチタスクで行っています。
 同時に仕事をこなすためには、
 目の前の仕事に集中する必要があります。
 そのためには、タスクを記憶しておくのではなく、
 書き出して忘れることです。
 仕事の成果やきづきも同じです。
 すべてを覚えておこうとすることは、現実的ではありません。
 あとで必要なときのために記録しておき、忘れるのです。
 そうすることで、ストレスなく目の前の仕事に取りかかれます。
 それがもっともパフォーマンスの高い方法です。
 (P.7~8)

・あなたの工夫や経験は、あなたの中から生まれます。
 あなたにとって大事な情報は、
 ヤフーやグーグルでは検索できません。
 その大事な情報をノートに記録するのは、
 あなた自身なのです。(P.251)


■私のアクション
・“3冊ノート術”を、
 「手帳」「アイディアノート」「メモ」におきかえて、実践する!


私は、日々思いついたこと(アイディア)を忘れないように、
後日そのアイディアを活用するため、
物事を思いついたその場で、
携帯電話に打ち込んで(メモして)います。
しかし、せっかく拾ってストックしたアイディアも、
それをまとめる機会を持てずにいました…
タスクは携帯性を重視して、
ちょっとした紙(不用になった裏紙等)に記入し、
それを持ち歩いて、完了したら廃棄しています。

手帳にすべての情報を集約することが理想だと思いながらも、
違和感を抱きつつ、このような行動をとっていました。。。

手帳のみを活用していたのでは、
手軽にアイディアを拾うことと、
アイディアを膨らますのには、少し不便だと感じていましたが、
この本がそのことを明確に気づかせてくれたと思います!
スケジュールとタスク管理についてもっと突っ込んで書いてあり、
ミッションステイトメントや価値観についても触れてあれば、
私にとって★5となったでしょう☆