朝、ご飯食べながらニュースを見た後、なにげなくチャンネルを変えていくと、子供向け番組のチャンネルでちょうど『フランダースの犬』が始まったところでした。
あの、日本の「世界名作劇場」でやってたアニメのドイツ語吹き替え版です。
ドイツのTVでハイジやラスカルは観たことありましたが、フランダースの犬を観るのは初めて。
つい懐かしくて見入っていると、なんと、最終回ではないですか!!!
日本の皆様にはもう説明するまでもありませんが、貧しい親なし子として村人につらく当たられていた主人公ネロ(ドイツ語版では「ニクラウス」でした)、面倒を見てくれていたおじいさんが死んでしまい、絵のコンテストにも落選し、挙句の果ては友達アロア(独版では「アニカ」)の父親所有の風車に放火したという濡れ衣を着せられ、絶望の淵に立たされて、愛犬パトラッシュを里親(?)に預けて吹雪の中、村を出ていきます。
(最終回はここから始まる)
吹雪の中を着の身着のまま、あてどなく彷徨うネロ。預けられていた愛犬パトラッシュも何かがおかしいと異変に気付き、ネロの後を追って雪の中に出ていきます。
ネロの失踪に気付いた村人たち、ようやく自分たちの犯してきた過ちに気付き、手分けしてネロを探すも手掛かりなし。
そうこうするうち、ネロの足は自然とアントワープの街へ。ここの大聖堂のルーベンスの絵はネロが一目見たいと願いながら叶わなかったもの。ふらふらになったネロが辿りついたとき、大聖堂ではちょうどクリスマスのミサが終わったばかりで、中に入ったネロはとうとう御開帳されたルーベンスの絵に対峙します。
感動に打ち震えながらも力尽き、床に倒れ込む寸前、ネロは祈りを捧げます。
「神様、どうかパトラッシュをお守りください。。。」
(←ここで、涙がぶわっ!)
倒れたネロのもとに、その痕跡を追ってきたパトラッシュが駆け寄ります。
「ああ、パトラッシュ。。。来てくれたんだね。。。お前がそばに居てくれて嬉しいよ。。。」(←ここで、もう号泣!!)
「パトラッシュ。。。なんだか、とっても眠いんだ。。。」
そして、寄り添って横たわるネロとパトラッシュの廻りを天使が飛び交い、二人(一人と一匹?)を天国へ導く、感動のラストシーン
BGMではらんらんらーん、らんらんらーんとエンディングテーマが流れ。。。
るはすが!!!
ドイツ語版では女性のナレーションが流れました。↓
「ネロが眠りに落ち、ルーベンスの絵の中から飛び出した天使たちの夢を見ている間にも村人たちはネロを探し続け、ようやく発見されたネロはその後、やさしい叔父さんや叔母さんに引き取られました。そして彼はいつかきっと素晴らしい画家になることでしょう」(完)
。。。って、オイ!!!!
私の流した涙を返せっちゅーねん!!!
余談:
昨日ガイドしたグループの添乗員さん、私の元同僚でした♪
事前に何のリクエストもしていないのに、あんこに目がない私に「どら焼き」を手土産に!!
なんか、元の会社ではすでに「奴にはどら焼きを持って行っとけば間違いない」という情報が浸透しつつあるようで。。。(笑)
シキナちゃん、ありがとーーー
今後いらっしゃる元同僚の皆様、関空売店にこの「心斎橋長崎堂」のどら焼き、売ってるそうです
(催促か!!笑)