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朝丘 戻。
雫幻想歌。 (コバルト文庫)
薬師のお話の2巻目。
今回の病人は、人の顔がカボチャに見えてしまう女の子。
病の原因となったのはお母さんだけど、お母さんのことを純粋に信じ続けてる雫ちゃんの想いに凄い打たれました。
雫ちゃんがキイロくんに心を開いていく様子もとても良かった。
最後にはキイロくん大好きになっちゃった雫ちゃん。
キイロくんを巡っての似たもの同士な蛹との会話も面白いです。
キイロくんの知らない蛹の知り合いだか協力者だかみたいな人も出てくるんだけど、3作の中では明かされずかなり気になる。何時か書かれたりするのかなぁ…?
キイロくんと蛹が互いのことをとても大切に想っているのが伝わってきて、なんだか温かい気持ちになりました。
朝丘さんの表現力は本当に凄いなぁと思いました。尊敬します。