11/21~23の三連休に、「茅ヶ崎マカナ・フラフェスティバル」が行われました。
これは、昨年までは「ワールド・インビテーショナル・フラフェスティバル日本大会」という名称で行われていましたが、本戦であるハワイの「ワールド・インビテーショナル・フラフェスティバル」が昨年を持って休止(中止?)になったとのことで、名称変更されたようです。
この日本大会を立ち上げた初代プロデューサーのセリッグ・かずこさん。あたしは彼女が大好きでした。残念ながら若くしてこの世を離れていかれました。
友人から「この大会に付随するワークショップで、ボランティアでクムフラの通訳をして欲しい」と言われたときは、通訳には全然自信がなかったけれど、ぜひやらせて欲しいと手を挙げました。彼女にお世話になった恩返しをしたかったのです。
11/21はコンペティション、11/22と23にワークショップが行われました。あたしは11/22と23の2日間、オアフ島のワイアナエにあるハーラウのクムフラに付いて通訳を務めさせていただきました。
終わってみて…もう反省だらけ!!!
お声をかけていただいた方に、「日常英会話くらいのスキル」と伝えたら「それでも良い」ということでしたが、他の通訳の方は帰国子女だったり、留学経験者だったりと、ほぼ完璧なバイリンガル!そこで萎縮してしまいました。さらに、先週風邪を引いてしまい、声が出ない、出てもかなりのかすれ声、と体調管理も不十分なあたし…
そして、クムの言うことを翻訳するのはまだできたのですが、スピーキングがダメダメでした。参加者の方からの質問を伝えるのに四苦八苦…。クムは分かってくれて、答えてくれたのですが、もう深く反省です。
さらに、23日のカヒコWS。カヒコをやる人はほぼ知っているメレだったので、安心してしまったのです。ところがどっこい。参加者のほとんどが、「カヒコ初めてです」。クムがメレの内容から説明したのですが、その中でこのメレに対する自分の理解の浅さも知りました。チャントで分からないことは放置しないで、疑問は都度調べなくては!と、反省。
WSの間に、クムはカヒコというものがハワイアンにとってどれほど大切か、何度も繰り返し話していました。そして、「後で練習すれば良いではなく、ここでしっかり習得して行きなさい。ここでできていないものは後で練習したら、どんどんおかしくなっていく。そしてハワイアンのフラからかけ離れていく」と何度もおっしゃっていました。
あたしは自分の師事するクムのレッスンのみで、他のクムのレッスンやWSは受けないのですが、クムがハワイから来て行うレッスンは、集中してその場で仕上げるくらいの心構えで受けようと、この言葉を聞いてそう思いました。
この大会のために来日していたクムフラたちは、今の日本のフラの状況を「ちょっとおかしい」と思っている部分もあるようです。ただ広がって欲しいのではなく、正しく広がって欲しいと。その真剣さをひしひしと感じました。
もうほんとに至らないところばかりだったのですが、厳しくも真摯に色々とお話してくださったクムTの忍耐強さに感謝しかありません。次にこういう機会が来ても慌てないように、これから英語もフラも、ますます研鑽していかなくては!
そして、こんな拙い通訳でも、「いてくれて良かった。分かりやすかった」と言ってくださった参加者の方々にも心からお礼を言いたいです。そして、クムTの日本のお弟子さんのIさんも、2日間ずっと助けてくださって、心から感謝です。
何事も経験だなー。失敗から学ぶことは大きいなぁ、と改めて感じた2日間でした。この2日間は、かずこさんがくれたマカナだと思います。
※かずこさんのハワイアンネームは「マカナオカラニ(天からの贈り物)」。落ち込みつつも、心温かくなる2日間でした。