こんばんわ!!!
昨日、ブログで
「ANAP」という企業が新規上場しましたね!!どう思いますか?
というご質問をいただきました^-^
おおお~~~これは、難問だぁ!!!とふと一日ぐらいこの答え
を考えました。
ボクは、現在、金融機関に勤めていることもありこういった質問は
ギクッとするような質問です 笑
+ 学生時代にIPOをサポートするベンチャー企業でアルバイトした
経験もあったので恥ずかしくない返答をしなければいけないと
勝手に思いました 笑
そして今日の朝の日経新聞で
「ANAP」記事が掲載されていました。
東証ジャスダックに上場したANAPは、朝から買い注文が殺到し
売買が成立しなかったとのこと。
最終の気配値は、公募・売り出し価格(1,000円)の2.3倍となる
2,300円で初値は20日以降に持ち越されるとのことです。
企業の特徴
10~20歳代女性向けのカジュアル衣料を販売する会社です。
現在は、インターネット経由、特にスマホ経由での販路を拡大
しているところであり売上高が増加している模様とのことです。
ここでみなさんに着目していただきたいのですが、
あくまで金融機関に勤めるサラリーマンの立場から発言させて
いただくのですが、
株式を見る場合、2つの視点からみるといいと思います。
①その企業の本質をとらえる。
通常、株式上場というのは、企業の資金調達が目的です。
ネットビジネス特にせどりをやられている方は理解しやすいと
思いますが、企業って資金繰りが命ですよね。
物の売買で日々の資金繰りを回していければいいのですが、
商売を行っていくと設備投資を行ったり急な運転資金が必要になって
きたりしますよね。
通常は、銀行から資金を借りるというのが一般的ですが、規模の大きな
会社ですと株式市場で株主から資金調達をするという手段も出てくる
のです。
そこで重要になってくるのが資金調達を行いどのようにして活用
していくのかにあると思います。もっと要約するとそのお金を有効活用
できるかにあると思います。有効活用とは何か?
さらなる売上高、経常利益の増収増益を実現できるかにあると思います。
ではちょっと見てみましょう!!(※なんだか会社で稟議書いてるみたい
です 笑)
平成22年8月 売上高 91億 経常利益 ▲2億
平成23年8月 売上高 83億 経常利益 1億
平成24年8月 売上高 84億 経常利益 6億
となっております。
職業柄、もっと決算書を細かく見たいのですが、こんなところで 笑
すごいですよね。ここ3年で赤字体質だった企業を黒字経営にもって
いってしまいました。よほど優秀な経営をしているか、事業転換を
図ったのだと思います。調べてみたらスマホ経由での販売が増えて
いることからH23年8月あたりからインターネット販売に注力したこと
があげられるのではないでしょうか????
この状況から想定されるのが株式市場で調達した資金を
インターネット販売での販促費等に充当し、更なる増収増益を図って
いくのではないでしょうか?
と上記は、自分の勝手な予想ですが
重要なのは、資金調達した資金が正常に利用される筋道がしっかり
描けるかどうかです!!!
ふと資金調達して何にお金を使うのだろう???とか本当に資金が必要
なのか?とかお金の利用の仕方が明らかに間違ってるだろって
思うときは要注意ですね^-^
②株式市場は、売り手と買い手の売買ゲームの一面
もあります。
ボクの友達でITのベンチャー企業に勤めている友達がいるのですが、
その経営者が狙っているのが自社株を自分で保有し、
株式上場時に高値で株を売却するという一つの手段を思い描いて
いるようです。
なおかつ、こんなデータもあります。
IPO銘柄が公開価格を上回ったのが30社連続となっているようです。
つまり、IPO銘柄の公開価格を購入できた参加者は、ほぼ100%に
近い形で利益を得られることになります。
つまりIPO銘柄の公開価格を購入するというゲーム参加者であれば
会社の業績、企業内容を知らなくても十分に利益を上げることが
できるということです。ああ~~そんなゲームの参加者になりたい
ですね 笑
と・・・・・このようにゲームの一面もあるのです。
皆様も株価を見る時、こんな2つの観点から見てみるのも一つの手段
ではないでしょうか???
ご協力どうぞよろしくお願いします。
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