多くの辛いことがある。

理不尽で、不条理なこともある。

自分の立場として、そうしたことに向き合ったり、

それについて考えたりすることが多い。

比較的冷静に対峙することもできる。

でも、

いつか終わると分かっていて、

いつか別れるとかが必然的に来ると分かっていて、

それでいて、何もできなくて、

悲しい。

悲しみは悲しみとして、

忘れないように、誤魔化さないように、

しっかり打ちつけておこうと思う。

喪失や断絶。

いつもここに戻ってくるのかもしれない。

失って強くなる、というのも、弁証法も、
ある意味はペテンで、

失われた固有の存在は、決して戻らない。
取り返しはつかない。

それでも何かを考えるべきなのか。
何を考えるべきなのか。