本厚木エステもできるアロマサロン・アロマとクレイとオルゴールのセラピールームLeaf Toneの神宮です。

旧職場の大好きだった同期が亡くなりました。Sちゃん、子宮がんでした。

Sちゃんは33年前、私が某大手百貨店に中途採用で入社した年度の新卒で、6か月先輩でしたが歳は7歳年下でした。なぜ大好きなのか・・特にむこうは普通の同僚と思っていたでしょうが、私は彼女を人として尊敬していたからです。彼女は私利私欲のために行動することをしない人でした。常に周りの人の立場や気持ちを優先し、輪を保つ選択をしました。一方で正義感が強く頑固な一面があり、間違っていると思えばたとえ自分が不利な事になる危険性があってもはっきりものを言える勇気のある人だったのです。

二人が若かりし頃、売場がものすごく忙しく昼食も誰も行けない状態の日がありました。その日はお取引先様からも販売員さんが数人入っていました。全員てんてこまいです。私はリーダーだったので、何とか食事を回すため指示の出しやすい社員を先に出そうとしました。そして「Sさん、食事に出て」。するとSちゃんは「神宮さん、それは変だよ。お取引先様を先に出してあげないと!」と言いました。え?と私は思いましたが、確かに自分たちよりお手伝いに来ている方たちは年配の方が多い上、お手伝い下さっているのだから先に出してあげるのが当然です。すぐ理解し「あ、そうだね。じゃあ○○さんのフォローに入って」と指示をし直しました。自分も疲れているのに、こんな時に冷静に周りの事を思いやれるSちゃんって素晴らしい、少し忙しかった位でお取引先様に気配りできなかった自分を恥じました。

Sちゃんは常にそういう人でした。だから誰からも慕われました。性格だけ聞くとくそまじめな堅物そうですが、Sちゃんはお酒とカラオケが大好きなセクシー美人で特に天城越えを歌わせると絶品でした。B型らしいマイペースでちょっと意地悪な処もありましたが、なんでこんな魅力的な女性を世の中の男性が放っておくのか不思議でした。

そんなSちゃんが数年前に入院しました。子宮がんとの事で最初の手術前にお見舞いに行きました。何とか元気づけようとする私にSちゃんは「神宮さん、でも私ステージ4なんだよ」とぽつりと言いました。私は愕然とし「でもきっと大丈夫だよ」としか言えず虚しく帰ってきました。その後、Sちゃんは通院しながら治療を続け、時々職場へ復帰していましたが、私は他店へ異動し、Sちゃんの事は人づてに聞いたり、時々メールしたりすることしかできませんでした。年末から何となく気にかかり、年が開けたら再度お見舞いに行こうとしていた矢先でした。

Sちゃんの具合が芳しくないと聞いた時、私は癌が消えたという知り合いが施術を受けた気功師を紹介しようかとメールした事がありました。医療で治せないなら奇跡よ起これと思ったのです。でもSちゃんはそれには興味を示しませんでした。また他の人は転院や、他の病院へセカンドオピニオンだけでも聞きにいけと薦めたそうですが、(今の医療関係者の方たちが)「みなさん、良くしてくれているから・・・」と断ったそうです。Sちゃんらしいと思います。彼女は私利私欲で動かない、自分の事にじたばたしない人なのです。


人間はこの世に何らかの使命を持って生まれてくるといいます。そして使命を全うするとたましいの故郷へ呼び戻され、また次のステージに上がるために使命をもってこの世に生まれ変わるそうです。そして縁のあるたましい同士は来世でも巡りあう。ある時は親子・ある時は夫婦・ある時は友人・ある時は敵同士で。でも縁あるたましい同士は巡りあった時、何かを感じあいます。どこかで会った懐かしい感覚・・。私は以前から自分は何か大きなものに守られて生きていると感じていました。そしてこの世で起きること・巡りあうことには全て意味があり、私とあなたと全てのたましいは一つに繋がっていること、それをヒプノセラピーで学び事で腑に落ちました。

 
  Sちゃんはすでにステージの高いたましいの人だったと思います。そして私や周りの人に気づきを与えるのが使命のひとつだった。もし、Sちゃんと私に縁があるなら、来世で巡りあいたい。「また会えたね。」とSちゃんに教えてもらったり叱ってもらいたい。その時までたましいの故郷でゆっくり休んでねとお別れを言ってきたいと思います。Sさんは伊豆が故郷、お通夜と告別式は伊豆で執り行われます。

そのために申し訳ありませんが、Leaf Toneは1月10日と11日にお休みさせて頂きます。よろしくお願い申し上げます。

本日もお読み頂き、ありがとうございました。

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