$Chantons sous la pluie

今年の桜シリーズは、お終いのはずでしたが、番外編。

今朝、窓の向うに、ひらひらと舞い飛ぶものが見えました。
花吹雪でした。
花びらが風に乗って一斉に舞い上がってくる景色は、桜並木で彩られた川を見下ろす8階に住んでいてよかった、と、毎年、思わせます。
花びらにも個性があって、ふわりふわり、のんきな花びら。くるくるくるくる忙しく回り続ける花びら。
どこまで飛んでいくんだろう。昇っていくんだろう。花びら一枚一枚に意思があるかのように感じました。
写真には写りません(撮ってみたけれど、よくわからない写真になりました)。

今夜から天気が下り坂ということで、昼間、近所の河原に散歩に出かけました。
太陽が照りつけ、気温も、ぐんぐん上昇。
今年になって初めて、襟ぐりが開いたシャツを着ました(昨日は厚着をしてしまって暑かった!)。
それでも、歩き回っていると汗ばむほどの陽気でした。

河原の桜並木の下を歩いていると、ちっちゃな桜を発見。
地面から、まるで野草のように生えているのに、花も葉も、立派な桜。

$Chantons sous la pluie

桜の木の根元から生えていました。
下の写真の、白っぽいのが、それです。
この写真ではわからないけれど、一番上に載せた写真の桜は、同じ木の向かって左側の根元に咲いていました。

$Chantons sous la pluie

下の写真のような、幹から生えてきているのはよく見るけれど、地面からも生えてきて、まだ木にならないうちから、すぐに花を咲かせるのね。
知らなかった。世の中、まだまだ知らないことばかりです。
来年は、どんなふうになるんだろう。これから、時々、観察したいと思います。

$Chantons sous la pluie

写真を撮るには、風が吹きすぎで、日差しも強すぎ。
歩きながら、桜以外の木の花、野の花と、撮ったけれど、あまりの出来の悪さにがっかり。
でも、花吹雪の中、楽しい散歩でした。

ほんのりと薄い色の青空、風にそよぐ枝垂桜、白、黄、紫、紅、ピンク・・・色とりどりの花、若々しい緑。
地に咲く桜。宙を舞う桜。
猫にも、二匹、会いました。
身近にある小さな自然が愛おしい、今年の春です。