美しい肌、健康な髪と身体を目指す美容歴30年のラグランシエル オーナーが語ります。
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一切の無駄がないスキッとしたラインですが、着心地は満点で実は結構ゆとりがあります。
特に腕の付け方にこだわりがあるらしく、無駄なゆとりがないのに腕を前に引っ張っても背中がつりません。
先生の拘り解説が始まりました。
内側の仕上げのきれいさも特別らしく無駄は何一つない状態です。
普通はジャケットとスカートの着分でカットされたものだそうですが、細身の私はワンピースが出来ました。
デザインはすべて私が伝えた通りになりましたがスカートのボリュームは生地の残量だけしか取れないとのことでこれが限界だったそうです。
喪なので広がりすぎもNGで丁度かなと思います。
せっかくだから喪だけでなく単品でジャケットとして使いなさい、と先生。
この生地は先生がいつもシャネルやアルマーニなどを仕入れているところと同じ問屋が大阪の船場商店街に唯一卸しているモノだそうです。
そんなことは全く知らずに偶然にも船場商店街の中を散々探しまくって拘りを妥協せずにやっと見つけて買ってきたものです。
シャネルと同じ製法で作られているそうで、大変縫いにくい生地だそうです。
表には出ていないプレタポルテの裏技が生地の裏面にたくさん施されているのだそうで、そうしておかないとこの生地は時間と共にどんどん着崩れて形が歪み生地の特性から縫い目が広がってしまうのだそうです。
その代わり、生地は大変上質で一生もの。
生地の持つ質感、艶感、高級感は格別で誰が横にならんでも見劣りすることは無いと太鼓判を押してくださいました。
よくも何も知らずにこの生地を選んできたわね、と。
よほど洋服が好きか見る目があるかプロでないと素人は
この生地を置いているお店を見つけて買ってこれないわよと、褒めても頂きました。
生地代は確か10万ほどでしたが先生のお仕立て代金は結構リーズナブルでジャケットとワンピースのセットに裏生地やボタンもついて8万円でおつりがきました。
考え方にもよりますがヴィヴィアンウエストウッドのジャケットやドルガバのワンピースをプロパーで買うことを思えば随分と安いと思います。
滅多に着る機会がないでしょうが、大切にしてボディラインを崩さずに一生活用しようと思います。
先生がお元気なうちに何か次のものをオーダーしたいのですが欲しいデザインも生地も今のところ見つかっていません・・・。
以上私の好きなファッション関連のお話でした。
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