【続報】検察官教員から返答がきた | 石の上にも3年の未修者

【続報】検察官教員から返答がきた

前回書いた、「法曹倫理」授業内における検察官教員の差別発言の件で、
当該教員から返答がきました。
公開質問を行った「ディスカッション」ページに返答がされているので、
学生の方はご覧ください。

学外の方はみれないので、返答の概要を以下に記します。
はっきり言って、非常に「ナメた」返事が返ってきました。
ものすごく短い返事だったので、そのままここに添付しようかとも思いましたが、
「授業情報の漏洩」(などというものが問題になるかは別として)などと逆に相手に攻撃材料を与えることにも
なりかねないので、現段階ではここでは返答の「概要」を説明するにとどめます。

その前に、私の質問は
>(1) 上記ご発言はどのような認識でなされたものか
>(2) 授業を履修している学生の中に、中国籍やイラン国籍保持者、あるいは中国語話者やイスラム教を信仰するものがいたとしたら、当該発言はどのように受け止め られたとお考えか
>(3) 私の質問を踏まえた上で、今回のご発言をご自分でどのように認識されるか
の3点でした。

これに対する検察官教員からの返信は
(1)に対しては
自身の職務上の経験を話したという認識である

(2)に対しては
外国人の取調べ特有の苦労を話しました

(3)に対しては
色々な受け止められ方をされるので、今後は発言しない

ということでした。
返答の「概要」と書きましたが、回答の文章と長さ、内容はほとんど変わりません。
むしろそのまま転載した方がよかったかな?間違いもないし。
(うーむ。この点については今後の課題ということで)

さて、どうしたもんですかね。
まったく質問に答えていただけませんでした。
通常の国語能力を有する一般人(そんなものが観念できるとして)が読んでも、
特に、質問(2)とそれに対する答えなんて、まったく噛みあってません。

(3)については事実上の撤回とみれないこともないけど、
しかし、これで引っ込むわけにはいかない。
差別の問題が表現の受け手、受け取り方の問題にすり替えられてしまっている。
(この手の言い訳は失言した政治家もよく使う。)

僕が学部を過ごした大学は学内に「人権委員会」という委員会があってこの手の問題を取り扱ってくれたのかもしれないけど、
早稲田はどうなんでしょう。
(あ、大学名書いちゃった。ま、いいか。)
今調べたところ、「ハラスメント防止委員会」なるものがあるみたいですけど、
うーん、まぁぶっちゃけあまり期待できない。
「ハラスメント」の問題にすり替えたくないし。
これは教育の一環として行われた、ヘイトスピーチであって、
「ハラスメント」ではない。ような気がする。

まぁ、とりあえず「返答」に対する「再質問」を行います。
続報はまたここで情報アップロードします。