大和市スポーツセンターにスペランツァ高槻戦を見に行く | ベレーザ・メニーナのサッカーは面白い

大和市スポーツセンターにスペランツァ高槻戦を見に行く

朝からとても天気のいい9・6の今日、自宅のある町田市からもほど近い、
大和市スポーツセンターに、なでしこリーグ、
日テレ・ベレーザ対スペランツァ高槻戦を見に行ってきました。
ベレーザの試合としては、およそ二ヶ月ぶりになるので、
楽しみにしていました。

小田急線から見えるスタジアムはとてもきれいで、スタンドの勾配も高めで、
素晴らしいスタジアムでした。
いっそのこと、ここがホームグランドならいいのに、とさえ思えました。

この日の試合は大和市市政50周年を冠とし、大和市職員の皆さんが、
休日返上でいろいろお世話されていました。
着いたときには、ニチレイ・サッカー教室の真っ最中で、
子供達の元気な姿を見ることができました。

今日の試合は、大和市が相当力を入れていたこともあったのと、
ニチレイ・サッカー教室もあったことで、大変な混み様でした。
スタンドはほぼびっしりと埋まり、用意した緑の紙、
350枚程度はあっと言う間にさばけてしまいました。
くるめさん、守景さん、カッシーさん、ヤンピョンさん、ゆうさん、
皆さん、配布のご協力ありがとうございました。
おかげ様で、いつも皆さんが快く配布していただけるので、
観客の皆さんもますますスムーズに、一緒に応援してくれるようになっているのが、
とてもありがたいです。

今日も運が良いとつぶやく-20090906130408.jpg

やがて選手達の練習も始まり、この日は、澤選手の復帰第一戦、ということで、
澤選手の姿を見たときは、とてもうれしく思いました。
澤選手の戦術眼、展開力は、今のベレーザには貴重です。

試合前には、高槻&ベレーザでの応援合戦がありました。
これは見もので、観客の皆さんも見入っていました。
かっこよかったですね。

試合のほうは、どうだったでしょう。
今日の対戦相手、高槻は、今年二部から上がったチームで、
依然リーグ最下位に苦しむチーム。
そのせいか、試合開始から、完全に引いて守るサッカー。
4-4-2のフラットないしはダイアゴナルなんでしょうが、
ほとんど8-2という変則フォーメーションというくらい、8人で守り、
完全にグランドのスペースを消して、サッカーとは程遠い印象を受けました。
10-20m以内に、横一列に4人が二列に並び、その人垣の中を、
ベレーザは突破を試みる展開。
一人かわしてもまた次のDF,また次のDFと、
ものすごく密集した中を突破しなければならず、
ベレーザの短いパスをつなぐポゼッションサッカーは全く機能していませんでした。

こういう相手にどう攻め込むのか、どう崩すのか。
この日唯一の得点はセットプレーからでした。
左からのきれいなコーナーキックに、正面からヘッドで飛び込んだ
岩清水選手のゴール。
開始11分で決まったことが何よりも救いでした。

高槻のとにかく守る、カットしては蹴り出すサッカーに、
ベレーザはかなり手を焼いたと言えると思います。
カットしては大きく蹴りだす高槻も、前線のトップ目掛けて蹴るものの、
つながらなければ、DFもMFDFもあがりもしない、という、攻める気力のないサッカーに、
ベレーザはほとんどを相手陣内で、攻撃し続ける、という展開でした。

こんなときは、細かく行って、網をかいくぐろうとして網にはまるよりも、
大きな展開、もしくは、速いロングパスでの展開、
あるいは遠めからのミドルシュートのほうが、チャンスが生まれやすかったのかも知れません。
実際、勇敢にも何度もドリブルでしかける岩渕選手には、勇気付けられました。
ただ、あまりにも守備のネットがきつく、見ていてかわいそうでした。
後半は戦術を変えて、ライン際に張って、ギリギリのタイミングで、
DFのオフサイドラインの裏へ飛び出す、というシーンも見られたので、
そうした修正が効く器用さが、岩渕選手のすごいところでもあるな、と感心させられました。
その他、後半には、近賀選手の飛び出しや岩渕選手のサイド際のポジションに、
澤選手や、宇津木選手から、ロングボールが入り、ドリブルで持ち込み、折り返すというチャンスも
いくつかありました。
引いて守る相手にどう切り崩していくのか、このあたりが、第三クール、これからの
千葉、新潟、湯郷と続いていく戦いで、重要になってくるのかな、と思いました。

ただ確実にいえるのは、澤選手が入ったことで、
あと一枚ほしい、というところに必ずといっていいほど、絡んでくれて、
ポゼッションがつながったというシーンが数多く見られたことです。
前線での大野選手、岩渕選手とのつなぎ、
中盤での永里選手とのつなぎ、そしてDF岩清水選手とのつなぎ、
そうした真ん中のフィールドで前後に大きくポジションを取りながら、
確実につないでいく、そして、時として、
ワイドに開いた岩渕選手、大野選手や近賀選手を見つけると、
きれいなロビングパスを供給するという、美しいサッカーは健在でした。

その他、一つ一つの細かい部分ではいいプレーもたくさんありました。
岩清水選手の確実なスライディング、豊田選手のドリブルによる上がり、
大野選手のサイド際へのあきらめない走り、永里選手のロングシュート、
たくさんのいいプレーが観れましたが、対戦相手がもう少し、サッカーをして欲しいと思いました。
逆に、これだけDFに徹して、選手がかわいそうにも思いました。このサッカーは、楽しいのかな?と。
数回、いいチャンスもあったので、パスをつないだり、空いたスペースへ走りこむことは
対応できるようでしたので、そう思うと、完全に今日の高槻はベレーザシフトだったのかも知れません。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
個人的な素人の視点で、長々と書いてしまいました。
不適切な表現があった場合にはご指摘ください。

帰りは、紙の回収を行い、中央林間経由で帰りました。
そういえば、今日の緑の紙配布のときに、
小学生の女の子達に軽く、からまれてしまいました。^^;
「何で緑の紙がいるんですかー?」
「応援する気持ちを伝えるためだよ。」
「ふーーん。。。
 ところで、お兄さん、彼女いるんですかー?」
おませな小学生です。
「え?もう結婚してるよー。」
「ええーーー!!」
君達のお父さんより、おじさんのほうが年上だよ、きっと。
と思いながら、小学生パワーに圧倒されてしまいました。

もうすぐ40歳ですからね。。。これくらいの子供がいても不思議じゃないんですが、
いまだにこんな程度のコドナです。
サッカーは少年を紳士にする、というそうですが、いつになったらそうなるのか。。。
インナーチャイルドとの付き合いは、まだまだ続きそうです。