昔Facebookでつぶやいた投稿で我ながら「良いこと言うじゃん!」と自画自賛してしまったのでこちらにも載せちゃいます。

今うちのお教室に来ているゆるやか発達の3年生ちゃんのママが「どれをやらせても頑張れない」「習い事は向いていないのじゃないか」と悩んでいらしたので昨日ちょうどこんな話をしたところだったんです。
「できない」「やりたくない」は心のサイン。

長女が年長さんの頃の話
パパが長女に好きな習い事の順番を聞いたら
1.ようこ先生(ママ)リトミック
2.合唱(ママ)
3.新宿M先生リトミック

それを聞いてパパが「嫌な物があるならちゃんとママに言わないとダメだよ」と言っている声が聞こえてきた。
(パパは基本「ママが強制している」と思い込んでいる)

でも、この順番を見てすぐにピンときました。
長女に直接聞いてみると
「だってママとできないから」

そう、ママとの密接度の順位でした🤣

「M先生は『ママと一緒でいいよ』って言ってくださるからずっと一緒じゃないのー」
と言うと
「あ!確かにそうだね」
と安心していました。

今年からクラスが変わったM先生はマンツーマンの贅沢環境。
長女のことをよく知っているので「ほんとは1人でできるって知ってるよ」と言いながら長女の希望に合わせて母を同伴させてくださるのです。
ソルフェージュのワークの時ですら長女の横に椅子を置いてベッタリ。
たいていはそばにいさえすればちゃんと受け答えもできるし能力も発揮できる。
心が安定してさえいればできるのです。

(とにかくママから無理矢理離そうとする人が嫌いなようで、ばあば、保育園の先生はずいぶん嫌われてしまっているようです…)

そんな中昨日のレッスンではパパの都合がつかず、次女も一緒に連れて行くことになりました。
朝その話をすると、
長女「えーっ、それじゃママと一緒にレッスンできないからやだー!」
私「そんなことないよ。次女抱っこしながらスキップもできるし、一緒に隣にいることもできるよ!
…でもね、次女ちゃん、まだ『レッスン』ていうのが何だかよく分かってないでしょ?だからようこ先生(ママ)のレッスンでも騒いじゃってレッスンできなくて困ってるんだ…
だから」
(被って)「分かった!じゃあRがお手本すればいいんだね!」
…なんて賢いの我が娘。

でも出発するまでにまた気持ちが変わるかも、と慎重に観察していたけど、予定より早く帰ってきたパパに
「今日は次女のお手本するの!ぜーんぶ1人でやるんだよ!」
と堂々と宣言して出発しました。

もちろんちゃんとできました!
むしろ1人の方が先生も直接長女にアプローチしてくださるのでレッスンのペースがスピーディーで気持ちいい!
でも、本当はママと一緒がいいから、ものすごく頑張っていたのも知っているよ。

先生にもたっぷり褒められて、いつものご褒美パーラーへ。

「できない」と思うことをやらせないのは妥協でも諦めでもなく、「きっとできる」と信じること。
「できなーい」「やりたくない」「好きじゃない」と言うのは《その事が》ということではなくて何かのSOS、心のサインだと思うのです。

そこで「そんなことないよ、やってごらん」というのが必要な時もあるけれど、「あぁ、この子にはまだ『できた!』の経験が不足しているんだな」と思うようにしています。
「できた!」と思えば「次もやってみよう!」と思える。
転んでも自分で立ち上がってまた歩き出せる力をつけて欲しい。
そのためには「転ぶ経験」より「歩ける」経験の方が先に必要です。
その辺をもっと学びたくて買ったきり読んでいない本。
私にも《やり抜く力》が必要です…🤣