不思議なもので、武道館の前日はなんだか(加入前夜なのに)誰かの卒業前夜であるかのような気持ちになっていました。

 

 

だからなのか、武道館が終わって二日経ったいまも妙に寂しい。

 

 

それだけあの11人が良いチームになっていたのでしょう。

 

 

わずか半年の短い期間だったのに、とても濃い時間だったような。

 

 

形が変わってしまうのは惜しい気もするけど、「モーニング娘。が走り続ける」というのはそういう意味でもあるのだから、仕方のないこと。

誰かがいなくなるわけじゃないだけ、気は楽さ。

 

 

 

 

 

 

というわけで武道館の感想を。

 

 

でも今回もまたライブビューイングとBSスカパーでの配信があったわけで、細部まで書く必要はないと思うので全体的な感想だけ。

(そのつもりで見てたので細かいとこあんま覚えてない)

 

 

 

 

グッズはDマガ89だけをササッと購入。

武道館では、Dマガだけなら「既存商品」というレジで、長蛇の列に並ばずに買えるのです。

 

 

開場は15分ほど遅れて、入り口前がカオスになりました。

人の波に揉まれ、川を流されるごみ屑のように入口までどんぶらこどんぶらこ……。

 

 

 

 

で、まずオープニングアクトのつばきファクトリー。

メジャーデビューシングルとなる『Just Try!』を披露してくれました。

 

 

自分はここで初めて聴いたんですが、曲はつんくさんらしい不可思議系歌謡曲で、ちょっと娘。っぽさを感じる。(娘。曲にはやや地味すぎるけど)

 

 

それ以上に歌詞がおもしろくて、十代のアイドルのデビュー曲とは思えない世知辛さが好き。

 

 

ガセネタより厄介なのは 事実ありきの盛り話 とか

寒い寒い言ってたって暑くもならぬ とか

責任だけがのしかかって 権限なくてなんもホニャララ(←忘れた) とか

人間とは如何なるものか とか

 

 

あぁ……うん、そうだよねホント……。

 

 

としみじみ思えるんだけど、メジャーデビューするアイドルに歌わせる内容かよw

 

 

褒めてます。

つんくさん以外の最近のハロ曲はわかりやすすぎるきらいがあるので、こういう変態曲もあっていい。

 

 

 

 

 

 

さていよいよライブが始まるその直前、LINE LIVEをやってるメンバーたちの様子がビジョンに映されました。

 

 

スマホのカメラとビジョン用のカメラ2台に撮られていたわけですね。

 

 

ビジョンでは、映った瞬間だーさくの二人が深く抱き合っていたことをわたくしは見逃しませんでしたよ。

LINE LIVEだと微妙に見切れてしまってますが、確かに二人は抱き合っていました。わりと長めに。

 

 

とうとう現場を押さえられてしまいましたね。

まぁ不仲はビジネスだとわかってはいましたが、この目で確認できただけで武道館に来た甲斐がありました。

 

 

 

 

 

という冗談(?)はさておき、本編。

 

 

 

 

あ、自分は例によってファミリー席でしたが、なかなか良さげな席でした。

 

 

どのくらい良いかというと、(たぶんネット記事用の)写真をカメラマンが撮りに来るくらい良いアングルの場所。(自分の席の横にカメラマンが来てステージを撮影していた、という意味)

ステージから見て斜め前の1階席。最前ではないですが。

 

 

ちょうど視界の直線状に、前の席の兄ちゃんが腕を目一杯伸ばして高々と振り回すサイリウムさえ見えなければ最高の席と言えるでしょう。

兄ちゃん、そんなに叫んでフリコピしてサイ振り回したいなら一般席に行きな。明らかにファミ席で浮いてたぜ。

 

 

 

 

そんなことを思いつつ見ていた一曲目の『The Vision』は、春ツアーで「ステージが見えない、見えないぞ」と話題になったスモークが、今回は足元にだけ流れるように出てきて幻想的な空間でした。

 

 

あの階段状のセットはこのスモーク滝のためだったのか、と思える演出。

(でもホールではやってないよね?)

 

 

 

 

『強気で行こうぜ!』では、まーちゃんがソロパート「流行ってるとか♪」でトリッキーな動きをしてくれるのが楽しい。

自分が埼玉で見たときはクルクル回りながら歌ってましたが、今回は走りながら跳んでましたねw

そして曲終わりの「Thank you!!」の小田ちゃんがカッコよすぎて体に電流が走る。

 

 

 

 

13期については昨日書いたので割愛して、『ムキダシで向き合って』がなかなか良かった。

曲衣装のジャケットではなくドレスっぽい(片側のスカートが長い)衣装をひらひらさせて「ムキダシ」を表現してましたが、個人的にはジャケットプレイよりも好きかも。

とりあえず、ジャケットを着てなくてもそこそこ長めのスカートをはいていればこの曲は踊れることが証明されましたね。

 

 

 

ちなみにステージは武道館仕様(メインステージと、左右に伸びる通路、客席を通る花道と真ん中のセンターステージ)でしたが、センターステージに来てくれると距離もより近くなり、前の兄ちゃんのサイリウムも視界に入らないので助かるw

 

 

 

 

 

小田・工藤によるMCは、簡単に言うと「ウチら似た者同士だよね。要するに中二病だよね」という話。

現場もLVもBSスカパーも見られなかった方は、DVDの発売をお待ちください。

 

 

 

 

 

次の曲で12期が『青春コレクション』を歌った瞬間、「あぁ、Aパターンか……」と少し残念だったのは、自分が前回見たのもAパターンだったから。

どちらかというとBパターンのほうが好きな曲が多かったので、Bだと嬉しいな~なんて期待してたけどAでした。まぁしょうがない。でも『I'm Lucky Girl』とか『怪傑ポジティブA』とか聴きたかったな……。

 

 

 

 

 

それにしても思ったのは、モーニング娘。'16の放つ熱量というかエネルギーが凄まじいなということ。

 

 

「私たちのパフォーマンスを見やがれぃ!!」と言わんばかりの迫力。

「これが11人のモーニング娘。'16じゃい!!」と誇示するかのようなパフォーマンスで、圧倒されっぱなしでした。

 

 

例によって南スタンドの関係者席にはハロプロメンバーが見に来ていたわけですが、そこに向かって「これがモーニング娘。なり」というのを見せつけているようにも感じました。自分が勝手にそう思っただけですけど。

 

 

後輩グループも着実に人気と実力をつけてきてるなかで、それでもモーニング娘。こそがトップである、トップであらねばならないという強い強い意志。

 

 

それをパフォーマンスで体現しているんだな、と。

 

 

 

 

 

 

で、さっきはAパターンのセトリだと思ったわけですが、実際ここからのメドレーはAとBを組み合わせた武道館仕様に変更されておりました。

両方のソロ曲&ユニット曲が聴けるありがたい仕様。

 

 

冒頭の『ゼロから始まる青春』は12期の4人になってましたね。

 

 

話が前後しますが、『そうじゃない』だけでなく全体を通してまりあちゃんの存在感が一気に増したツアーだったと言えるでしょう。

この半年くらいでさえかなり成長したように思えるし、ますます華が出てきてビジュアル的には文句なし。自信もついてきたのか、堂々としたパフォーマンスが見ていて気持ちいいです。あれはファン増えるだろうなぁ、という感じ。

 

 

チェルは歌にますます磨きがかかってきて、「もっとチェルにパートを!」と思わずにいられない。もっとチェルの歌が聴きたい。

キャラクター的にもめちゃくちゃおもしろくなってきたなと感じてます。

 

 

あかねちんは13期が入っても見事最年少の座を保ち続けたわけですが、そんな最年少らしい可愛さを自分の武器にできているのが良い。

ブギートレインのバックダンサーで踊ってるあかねちんが(ちょうどこっち向いてたのもあって)超可愛かったっす。オレが見てたアングルで映像に残したい。

 

 

個人的に、最近はーちん可愛いなぁと思うことが増えまして。

特別何かが変わったわけではないですけど、なんかこう、前にも増して良くなってきた。

それはパフォーマンスもそうで、はーちんのソロパートがくるたびに固唾を呑んで見守るようなことは(良い意味で)なくなりました。

それと、パフォーマンス中の笑顔が良いね。

あの、笑うと目が線になる感じが可愛い。

 

 

 

13期が入っていよいよ先輩になるという気合いの賜物なのか、4人の成長が著しい。

来年からはきっと、より成長してくれることでしょう。

 

 

 

 

 

 

というわけで、一回にまとめるのはやっぱり無理だったので②に続きます。