今年の長良川本流、
流れが年々浅くなっているようで、
シラメのライズがとても遠く感じられます。
通常のキャストで届くような範囲では、
水深が浅くて魚が怯えてしまうのか、ちっとも出てきてくれません。
できれば25ydsはコントロールできないと、
なかなか思うような釣果に恵まれない状況となっております。
若かりし頃は、3番ラインでも4番ラインでも
そのぐらいの距離は難なくこなせたのですが、
だんだん年を取るに連れて、
軽い番手のラインで長い距離をコントロールすることがしんどくなり、
45歳を越えたあたりで、悔しいけれど5番ラインを使うようになりました。
たまたま相戸の堰堤で会った同業者が5番ラインを使っておられたので、
まぁオイラもしょうがないかと、年齢に対する覚悟が決まった瞬間でした。
シラメの釣りはミッジを使いますので、当然リーダーやティペットは細くなります。
重いラインで合わせますと、どうしても合わせ切れが頻発しますので、
できればこれ以上の重いラインは使いたくないと思っていたのですが、
昨今の状況と自分の体力がそれを許してくれませんので、
今年から6番ラインを使うことにしました。
さて、昨日(2/04)のこと。
遠いライズを何とかやっつけようと、
新品のスコットS4S 906/4 に、
ラインは今年のニューモデル、3Mのスープラエクスプレス#6/7 をセットして、
先端のリーダーはマキシマの12ft7X+8X60cmというシステムを組んでみました。
スコットのS4S 906/4 は、本来はソルト用のモデルですが、
ブランクの軽さと遠投能力が素晴らしく、他社の追随を許さない出来栄えで、
25ydsぐらいの距離ですと、充分に射程範囲となります。
どなたが使われても、ロングキャストが楽にできるモデルですので、
届かなくて悔しい思いをされておられる皆様は、
ぜひお試しいただくとよろしいでしょう。
また3Mのスープラエクスプレスは、遠投能力が極めてたかく、
それほど大きな力を入れてやらなくても飛んでいってくれます。
投げ方にはちょっとコツがあって、
できるだけ手首をロックして、後ろも前も高さを保ったままで、
キャスト最終段階のプレゼンテーションの時だけ軽いリストダウンをいれてやると、
グイッと最後のひと伸びがあります。
ロッドを大きく振り回してしまうと、このラインは飛びませんので、
ショートストロークで効率良くロッドをお振りになると、
体力を使うことなく、楽に遠投が楽しめます。
なおこのラインはテーパーの後ろのほうにウェイトポイントがあるせいか、
ロッドの先端が同一平面上を移動しないと、
最後のプレゼンでライン展開がメロメロになってしまいます。
バックキャストでロッドが止まったときに、
体の内側にティップが入ってしまいますと、
ロングキャストどころか、
ラインが走っている途中でオーバーターンを起こすような感じで、
ラインとリーダーの着水位置がむちゃくちゃになってしまいますので、
どうぞご注意下さい。
ロッドが止まったときに、体の内側にティップの位置が入ってしまいますと、
たとえば右利きの方は、前方のライン展開が左にカーブを描きますが、
それは通常のラインの場合であって、
このラインの場合には、右にも左にも揺れてしまいますので、
自分のロッドの軌跡が真っ直ぐかどうか、すぐにバレてしまいます。
けれども、カーブを描くことなく真っ直ぐにロッドを振ることができると、
ちょっと入力だけで、
惚れ惚れするような素晴らしい軌跡を描くことができます。
ロングストロークのキャスティングスタイルですと、
ティップの移動距離が長くなり、
その移動のどこかでティップが弧を描くリスクが高くなりますので、
そんなリスクを減らすことができる、ショートストロークをオススメします。
マキシマのリーダーは、寒い季節にも簡単に真っ直ぐになってくれますので、
やはり素晴らしいリーダーですね。
さて能書きが長くなりましたが、
こんなシステムで狙った結果、昨日(2/04)の釣果はご覧のとおり。
2時間ほどで2ケタヒット、
25yds先にはパラダイスがありました。