『恋人は公安刑事 番外編 漢だらけの♡♡ツアー プロローグ』です。
特捜・SP・公安コラボです。
完全ネタバレしています。それでもいいって方はどうぞ。
まだプレイしていない方はバックでお願いします
○○「荷造りはこれでいいかな」
(あとは当日に化粧をし終えたら、ポーチを入れるだけ…!)
週末は、待ちに待った旅行だ。
それもふたりきりで…
(ふたりきり…って、よく考えたらここまでの遠出は初めてだよね)
(うわぁー、どうしよう…今からドキドキしてきた!)
彼の部屋や、教官室で長く一緒にいるのとはわけが違う。
一緒に長距離移動、そのうえ観光や食事。
最近、忙しそうだったし彼が仕事のことを気にせずただ楽しんでくれたらいいなぁ…
(旅行デートかぁ…)
(しかも何に邪魔をされるでも、誰に見られるでもないし)
(もしかして、堂々とくっついてもいいんじゃ…)
人目を気にせず腕を組んだり、手を繋いだり、恋人らしいことができるかもしれない。
○○「ふふっ、週末が待ち遠しいな…」
「…って!浮かれてる場合じゃなかった…!」
カレンダーの丸印をにやけ顔で眺めて、すぐにハッとする。
(明日はテストだ…!)
ひとまず旅行のことは頭の隅に追いやって、テキストの出題範囲を開いたのだった。
翌日。
○○「おはようございます!」
颯馬「おはようございます」
「…試験がある日にしては珍しく嬉しそうですね」
○○「え、そうですか?」
石神「出題範囲は相当広かったはずだが」
後藤「いつもの□□なら、目の下にクマでも作ってるところだからな」
黒澤「やだなぁ、石神さんも後藤さんも」
「金曜の女の子がいい顔してる時は、週末に楽しみがあるに決まってるじゃないですか」
○○「く、黒澤さん!」
(最近、当たり前のように突然現れるよね…)
石神「…野暮だったな」
颯馬「そうかもしれませんね」
黒澤「で、誰とデートなんです?」
○○「いえ、そういうのじゃなくてですね…!」
(この状況、どうやって切り抜けよう…)
一方その頃、警視庁の特命二課では…
天王寺豊「なー、修介」
「なんでこんな暇なんや」
浅野修介「…いじられキャラが減ったから」
花井一沙「こうも平和だといじる相手がいないのは逆に面倒だ」
八千草瑛希「なんか今日は静かですよね…」
二課に残された男たちは、完全に暇を持て余している。
と、そこにドアをノックする音が響いた。
京橋透「失礼するよ」
京橋克之「…暇も面倒事も御免なのですが」
長官の登場に、息子である京橋はげんなりとため息を吐く。
花井一沙「どうされましたか長官」
京橋透「君たちが奇跡的に暇を持て余していると聞いてね」
天王寺豊「何か事件回してくれるんですか!」
京橋透「はぁ…いい若者が何を言っているんだ」
「いいか。こんな時こそ休みなさい」
浅野修介「え……」
京橋透「たまにはみんなで旅行にでも行ってきたらどうだね」
「溜りに溜った年休をどうにかするなら今だ」
「これでゆっくり温泉にでも浸かってきなさい。いいね?」
八千草瑛希「ワォ……」
「長官命令ですか?」
京橋透「ああ。命令だ」
人数分の旅行券がセンターテーブルに置かれる。
にわかには信じられない提案に静まり返ったあと、男たちは嬉々として年休申請を始めたのだった。
一方その頃、総理官邸のSPルームでは……
一同「えー!!」
桂木「そこまで驚くことか…」
桂木が困ったように頭を掻いていた。
桂木「とにかく、今すぐ仕事を終わらせるんだ」
「明日からの慰安旅行に行きたかったらな」
そら「でも、サイボーグたちもみんな行くんですよね?」
海司「慰安旅行はともかくとして、わざわざ公安の奴らと一緒に行くこともないじゃないですか」
瑞貴「あれ、でもこの通信書によると刑事課の人たちも行くみたいですよ?」
「特命二課も入ってます」
桂木「そういうことだ」
「まあ、上からの命令だし、無茶な仕事しろってわけでもないんだから、たまには羽伸ばしたらどうだ?」
昴「桂木さん…」
「そんなこと言ったらこいつら羽伸ばしすぎて制御不能になります」
桂木「…くれぐれも、ほどほどにな」
そら「うわっ」
「そうなると今日中に報告書出さないと!」
海司「オレもです…」
瑞貴「僕もキャサリンのペットホテルを手配しないと…」
急遽決まった慰安旅行参加に、男たちは大急ぎで仕事を片付け始めた。
一方その頃、公安学校の教官室ではまだ質問が続いていた。
黒澤「そろそろ教えてくれてもいいじゃないですか~!お相手は、誰なんですか?」
たじたじになって振り返ると、加賀教官と東雲教官は興味なさげに手元の書類に目を通している。
(や、やっぱり、助けてくれないよね…)
(まあ、分かってはいたけど…)
加賀「……」
東雲「……」
(明日から旅行ですよー!)
(仏頂面してる場合じゃないですよー!)
視線で訴えていると、やっとのことで彼がこちらに顔を向ける。
何だかひと波乱ありそうなこの旅行…
あなたが一緒に旅行に行くのは…?
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
特捜とのコラボと聞いてやらなきゃと思いつつ…
なかなか出来なかった(笑)
…って、言うか、SPともコラボってんだから、
石神さんも入れて欲しかったかな(ノ◇≦。)
けど楽しめたって事で…
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆~*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
特捜・SP・公安コラボです。
完全ネタバレしています。それでもいいって方はどうぞ。
まだプレイしていない方はバックでお願いします
○○「荷造りはこれでいいかな」
(あとは当日に化粧をし終えたら、ポーチを入れるだけ…!)
週末は、待ちに待った旅行だ。
それもふたりきりで…
(ふたりきり…って、よく考えたらここまでの遠出は初めてだよね)
(うわぁー、どうしよう…今からドキドキしてきた!)
彼の部屋や、教官室で長く一緒にいるのとはわけが違う。
一緒に長距離移動、そのうえ観光や食事。
最近、忙しそうだったし彼が仕事のことを気にせずただ楽しんでくれたらいいなぁ…
(旅行デートかぁ…)
(しかも何に邪魔をされるでも、誰に見られるでもないし)
(もしかして、堂々とくっついてもいいんじゃ…)
人目を気にせず腕を組んだり、手を繋いだり、恋人らしいことができるかもしれない。
○○「ふふっ、週末が待ち遠しいな…」
「…って!浮かれてる場合じゃなかった…!」
カレンダーの丸印をにやけ顔で眺めて、すぐにハッとする。
(明日はテストだ…!)
ひとまず旅行のことは頭の隅に追いやって、テキストの出題範囲を開いたのだった。
翌日。
○○「おはようございます!」
颯馬「おはようございます」
「…試験がある日にしては珍しく嬉しそうですね」
○○「え、そうですか?」
石神「出題範囲は相当広かったはずだが」
後藤「いつもの□□なら、目の下にクマでも作ってるところだからな」
黒澤「やだなぁ、石神さんも後藤さんも」
「金曜の女の子がいい顔してる時は、週末に楽しみがあるに決まってるじゃないですか」
○○「く、黒澤さん!」
(最近、当たり前のように突然現れるよね…)
石神「…野暮だったな」
颯馬「そうかもしれませんね」
黒澤「で、誰とデートなんです?」
○○「いえ、そういうのじゃなくてですね…!」
(この状況、どうやって切り抜けよう…)
一方その頃、警視庁の特命二課では…
天王寺豊「なー、修介」
「なんでこんな暇なんや」
浅野修介「…いじられキャラが減ったから」
花井一沙「こうも平和だといじる相手がいないのは逆に面倒だ」
八千草瑛希「なんか今日は静かですよね…」
二課に残された男たちは、完全に暇を持て余している。
と、そこにドアをノックする音が響いた。
京橋透「失礼するよ」
京橋克之「…暇も面倒事も御免なのですが」
長官の登場に、息子である京橋はげんなりとため息を吐く。
花井一沙「どうされましたか長官」
京橋透「君たちが奇跡的に暇を持て余していると聞いてね」
天王寺豊「何か事件回してくれるんですか!」
京橋透「はぁ…いい若者が何を言っているんだ」
「いいか。こんな時こそ休みなさい」
浅野修介「え……」
京橋透「たまにはみんなで旅行にでも行ってきたらどうだね」
「溜りに溜った年休をどうにかするなら今だ」
「これでゆっくり温泉にでも浸かってきなさい。いいね?」
八千草瑛希「ワォ……」
「長官命令ですか?」
京橋透「ああ。命令だ」
人数分の旅行券がセンターテーブルに置かれる。
にわかには信じられない提案に静まり返ったあと、男たちは嬉々として年休申請を始めたのだった。
一方その頃、総理官邸のSPルームでは……
一同「えー!!」
桂木「そこまで驚くことか…」
桂木が困ったように頭を掻いていた。
桂木「とにかく、今すぐ仕事を終わらせるんだ」
「明日からの慰安旅行に行きたかったらな」
そら「でも、サイボーグたちもみんな行くんですよね?」
海司「慰安旅行はともかくとして、わざわざ公安の奴らと一緒に行くこともないじゃないですか」
瑞貴「あれ、でもこの通信書によると刑事課の人たちも行くみたいですよ?」
「特命二課も入ってます」
桂木「そういうことだ」
「まあ、上からの命令だし、無茶な仕事しろってわけでもないんだから、たまには羽伸ばしたらどうだ?」
昴「桂木さん…」
「そんなこと言ったらこいつら羽伸ばしすぎて制御不能になります」
桂木「…くれぐれも、ほどほどにな」
そら「うわっ」
「そうなると今日中に報告書出さないと!」
海司「オレもです…」
瑞貴「僕もキャサリンのペットホテルを手配しないと…」
急遽決まった慰安旅行参加に、男たちは大急ぎで仕事を片付け始めた。
一方その頃、公安学校の教官室ではまだ質問が続いていた。
黒澤「そろそろ教えてくれてもいいじゃないですか~!お相手は、誰なんですか?」
たじたじになって振り返ると、加賀教官と東雲教官は興味なさげに手元の書類に目を通している。
(や、やっぱり、助けてくれないよね…)
(まあ、分かってはいたけど…)
加賀「……」
東雲「……」
(明日から旅行ですよー!)
(仏頂面してる場合じゃないですよー!)
視線で訴えていると、やっとのことで彼がこちらに顔を向ける。
何だかひと波乱ありそうなこの旅行…
あなたが一緒に旅行に行くのは…?
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
特捜とのコラボと聞いてやらなきゃと思いつつ…
なかなか出来なかった(笑)
…って、言うか、SPともコラボってんだから、
石神さんも入れて欲しかったかな(ノ◇≦。)
けど楽しめたって事で…
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