誰が名づけたシルバーウィーク。
ゴールデンに次ぐから、か。
なんか華やかさが足りねえな。
もっとも、今年はたまたま祝日の並びがよかったから大型連休になったわけで、来年からはまたいつも通り、とか。
例によって、日本の祝日はほとんど無視される仕事柄、やはり今回の連休も関係無し。
土日は休みだったものの、月曜からは通常通りの出勤。
そして、この連休は旅行に出る人が非常に多いようで、観光施設やホテル、旅行会社などはうれしい悲鳴をあげているわけなのだが、ウチのように海外からの客を受け入れているところからすると、メリットはない。
むしろ、ホテルが非常に取りにくくなる、料金が高くなるなどのデメリットばっかり。
やれやれだ。
それでも、世間はやはり連休モードで。
友達が、北海道に遊びにやってきた。
地元の友達で、俺の交友範囲の中で付き合いが一番長いヤツ。
小学校低学年からだから、確かに長い。
その頃全く運動をしなかった俺を、半ば無理やりグランウンドに引っ張り出してくれたのもコイツで、今になって考えれば俺の人生に多大な影響を与えている、とも言える。
ちなみに今は財務省職員、という身分。
さて、今回のその友達の来道は、家族旅行。
ソイツの家族プラス、結婚を予定している彼女も同行。
俺は昔から何度も家に遊びに行ってるので、家族の人とも面識はあるし、その彼女とも何度かあったことがある。
時間が合えばいくらでも旅のお世話をしたいところだったのだが、残念ながら俺は仕事があるし、向こうも函館からスタートする行程にしていたので、会えるのは札幌の夜オンリー。
まあそれでも。
月曜の夜、待ち合わせ。
その彼女は、北海道は初めてとの事。
であれば、やっぱり食わせるべきはジンギスカン・・・ということになる。
道外から友達が来るのは実は珍しいことでもなく。
そんなときに俺が友達を連れて行くジンギスカン屋は、決まっている。
南4西5の裏路地にひっそりとたたずむ松尾ジンギスカン。
松尾ジンギスカンそのものは、道内では非常に有名な店舗で、あちこちに支店があるわけだが。
この支店は、目立たない場所にあるせいか、大混雑することはあまりなくて、お気に入り。
以前からしょっちゅう顔を出しているので、いまや店の人ともすっかり馴染み。
前回友達といったときは、サービスで雪わさびをくれた。
そして今回は、じゃがバターをサービスしてくれた。
ありがたい。
実はその彼女、ジンギスカンにはあまりいい印象がなかったようで。
以前東京で「マトンカレー」なるものを食した際、匂いがきつくて完食できなかったとか。
むしろ、好都合。
本場ジンギスカンの力を、示すときだ。
さあどうだ。
「・・・おいしい!」
そうだろうそうだろう。
「すごい、やわらかくて、全然違う!」
そうなのだ。
さあガンガン食うがいい。
ラム2人前、上マトン2人前、特上ラム2人前。
ビールにじゃがバターに枝豆をはさんで、
最後はいつも通り(?)蒸し麺で締める。
満足してくれた。
よかったー。