夏。
北海道は観光シーズン真っ盛り。
その中でも、夏の北海道の観光のメインと言えば、やっぱり富良野のラベンダー。
幸い、札幌から富良野といえば、日帰りの範囲内。
ここは一つ、本格的な夏休みに突入して大混雑する前に、出撃してみよう。
もっとも、そういうことになると、天気が重要だったりする。
週間予報によると、先週の土日はあんまり芳しくない。
が、土曜日は相当の好天。
どうやら日曜日も大丈夫そうだ・・・ということで、雑誌を購入して計画を練る。
混雑は折り込み済みだから、とにかく早い時間に行って早めに帰ってくる、と。
が、前日夜に予報を確認すると、雨マークが。
なんてこった。
降水確率は午前中は50%、午後は60%。
どうにもぱっとしない。
迷いどころだ。
せっかくの高原ツアーが雨じゃ気分半減。
日曜日、朝5時に起床して、さっそく天気予報チェック。
局によって少し違っていたが、雨マークがやや消えていた。
ちなみに、家の辺りは青空も見えている。
よし決行。
6時過ぎ、スタート。
札幌インターから高速に乗り、三笠で降りて、あとは桂沢湖や三段滝を経由しつつ、山道をひた走る。
何度か休憩も挟みつつ、9時前には富良野到着。
思ったよりも早く着いた。
今回は、「ファーム富田」に行ってみた。
ラベンダーをはじめ、多くの種類の花が咲き誇る、富良野でも最大級のテリトリーである。
もちろん、扱ってる台湾ツアーもしょっちゅう寄る場所でもある。
9時前という時間にもかかわらず、既に駐車場には車の列。
この時間だと、ツアー客よりも個人客の方が多い。
さて、ラベンダー。
さすがにキレイなもんだ。
一面の紫。
ここで栽培されているラベンダーは4種類あって、色の濃淡が違う。
それもまた鮮やかである。
名物のラベンダーアイスなどをぱくつきつつ、のんびりと畑めぐり。
天気も上々で、実に気持ちがいい。
花を見た後は、上富良野の「トリックアート美術館」に行ってみることにした。
数ヶ月前にとあるテレビ番組で、カンボジア学校建設プロジェクトのオークションがあって、そのときに落札したYOSHIKIの作品も展示してあるところ。
それはいいとしても、このトリックアート。
意外におもしろい。
文章で説明するのは難しいのだが、人の目なんてものがいかに騙されやすいか、よくわかる場所である。
その美術館を出ると、天気が一変。
パラパラと雨が降り出した。
こちらは、あとはメシを食って帰るだけだから、まあいいとして。
ツーリング中のライダーもたくさんいたから、彼らにとっては受難である。
そんな、休日らしい休日。