富士山 ~再び3776mの頂へ~(富士宮口ルート) | 日々の日記(登山、機械式腕時計、クレカ・陸マイラー・沖縄・北海道、イタ車&バイクetc.)

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【コースタイム:5合目駐車場03:43→03:586合目→04:41新7合目→05:14元祖7合目→05:468合目→06:299合目→06:549合5勺→07:25浅間神社→07:44剣が峰08:05→08:18浅間神社→10:34五合目駐車場】


 5月末に雲取山へ登り、7月下旬あたりになると思われる梅雨明けとの中間点となる6月下旬あたりにどこかの山へトレーニングに行こうと思っていましたが、北アルプスはまだまだ雪も多いことから、4年ぶりに富士山にでも行くかと思っていました。
 ただ梅雨入りしているのでタイミングよく6月下旬に晴れるとは限らないことから、その前後で晴天の日があれば狙ってみるかと思っていたところ、先週末は快晴だったんで思い切って行ってみることにしました。
 4年前の初富士山も6月上旬だったので、その時より体力が劣っているかどうかを確認する意味でもいいかなと思いました。

 金曜に思いついたので、土曜にパッキングをして土曜の夜に自宅を出発。富士宮口の登山口である新5合目は標高が約2400mあり、適度な高度順応となると思ったので5合目には22時ごろ到着してそこで車中泊。翌朝3時に起きて出発しました。

 初めて来た時は4時ごろ出て8時ごろに上に着いた記憶がありますので、上の方に雲がかかる前に頂上からの眺望を眺め、ガスる昼前には降りてしまう計画です。

 出発後、5合目の規制柵を越えて6合目でも柵を越え、2つある7合目の小屋を通過します。

↓朝3時半の富士山


↓5合目から見る太平洋側の夜景


↓山開きはまだと言うのに、5合目の駐車場は結構埋まっている。4年前は10数台だけだったように記憶しているが、かなり多い。


↓さて、いよいよ登ります。


↓結構下の方でも雪が残っていることが多い。


↓確か新7合目かな?


↓家で写真を見返すと、7合目付近でもこのように大きな雪渓が残っている。下りはここまでシリセードすれば良かったが、登りは8合目でアイゼンを履いたため、雪は8合目までと思っていた・・・


↓富士山の影。


↓登山道はこのようなザレた道。


↓こちらは元祖7合目?


↓次の8合目の小屋が見えている。


↓6月と言うのにツララが・・・


 8合目でアイゼンを装着しました。一旦は夏道があったのでアイゼンを外したのですが、すぐにまた雪渓となりましたんで、今週末あたりに行く人は8合目からアイゼンと覚えておくといいかもしれません、雪質は朝早いこともあって結構クラストしており、アイゼンがよく効きました。中にはアイゼンなしで登っている方もいましたが、登りはまだしも下りは恐かったでしょうね・・・

 8合目より上は登山道も大半雪に覆われてわからないので、キツいですが直登ルートをとります。既に標高は日本で2番目に高い北岳を超えており、国内ではココ富士山でしか体験できないゾーンに入っているので空気が希薄なせいか息苦しく、このあたりからかなりキツくなります。
 淡々と、しかし確実に歩みを進め、7時半前に頂上の鳥居に到着、そのまま剣が峰へ向かいます。

↓8合目の小屋。ここで愛知県から来た若者と談笑。彼とはこの後も頂上や下りで一緒になる。


↓既に標高は国内第2位の北岳よりも高い・・・


↓ココからはずっと雪


↓9合目の小屋。


↓もうところどころクレバスが・・・


↓ひたすら雪を登る・・・ 空気は薄いし、傾斜はあるし、一番キツいころ。


↓後ろを振り返る。


↓9合5勺の小屋。


↓頂上の鳥居が見えてきた・・・!


↓どんどん近づく・・・


↓7時25分、到着~!


 日本最高峰の剣が峰3776m付近は風も穏やかですが、ドライレイヤーとベースレイヤー、ミドルレイヤーの3枚着ないと寒かったです。
 写真だけ撮って引き返し、8時20分ごろには下降開始。

↓浅間神社から見る剣が峰。


↓近づく日本最高峰地点。


↓噴火口では滑落訓練中?の方もいました。


↓富士山の噴火口。


↓頂上からの俯瞰写真。


↓日本最高峰地点。


↓ヴェクターの高度計も多少気圧による誤差はありますが3795mを示しています。


 登ってくる時にシリセードを試している人を何人か見かけ、またシリセードの痕が雪面にあったので、途中から私もやってみました。最初はこのまま滑落するんじゃないかという恐怖からか上手くできませんでしたが、一旦コツを掴むと楽だし早いし、コレ、いいですね(笑)。

 また下りは距離は短いが結構キツそうな登ってきた登山道を忠実に下るのが早いか、途中にあったなだらかな下りだが距離が長そうなブルドーザーの道を下るのが早いか、疑問が出てきたので、8合目と7合目の間にあったブル道を下ったところ、1時間かからずに登山口に戻れました。

 今回はシリセードとブル道を使ったおかげで剣が峰から2時間半かからずに下山できたので、今後もこの手を使えるときには使いたいと思います。

 その後はさんざんバイクで来たツーリングルートをなぞるように鳴沢経由で河口湖から高速に乗って帰りました。

↓さて、降りますか・・・


↓浅間神社からの俯瞰写真。


↓山開きしていないのに、たくさんの方が登ってきます。


↓だんだんガスが・・・


↓さらにガスが・・・


↓上はまだ晴れています。


↓下界は雲の中?


↓ブル道を行きます。


↓登山口に戻ってきました。


↓最上段の駐車場は満車でした・・・ 山開きになったら、どんだけ人が来るの??


 富士山は基本山開きをして人でごった返す前か後の、人の少ない時に登るのが静かでいいような気がします。6月だと雪がありますが、日が長くて早朝からヘッドランプなしで行動できますし、9月は日は短いけど雪もないし人も少なく快適です。