・日教組HPに載せられたマンガより ~特定の政治思想に偏った教職員組合の実態~
まず、この絵を見て下さい。この絵には「おじいちゃんと歴史のお勉強」というタイトルが付けられています。子供は安倍首相、おじいちゃんは安倍首相の祖父である岸信介元首相のことでしょう。安倍首相が岸元首相に、扶桑社のあたらしい歴史教科書を教材にしながら、従軍慰安婦は商行為、強制連行はなかった、東京裁判は勝者の・・・等という、左翼団体が主張する、いわゆる”捏造・歪曲された歴史”を教えているという構図になっています。実はこれ、日教組の公式HPに載せられているマンガ です。岸元首相は東条内閣に入閣しており、A級戦犯容疑者ともなっています。戦後首相になってからは、安保闘争や、勤評闘争などで日教組と激しく対立しており、日教組にとっては最大の敵の一人であったのは間違いありません。日本を悪の方向へ導いた岸元首相に、捏造歪曲された歴史が詰め込まれた扶桑社の「あたらしい歴史教科書」を使って安倍首相が歴史講義を受ける・・・「日本は最悪の道を今歩んでいる」とでも言いたいのでしょうか。
さらにもう一つ下のマンガを見て下さい(縮小版のGIFを載せていますが、上手く表示されないと思いますので、画像をクリックしてから見て下さい。)。
これも同じく日教組のHPに掲載されている「首相達の背後霊」というタイトルのマンガです。安倍首相の背後霊として小泉首相。そして小泉首相の背後霊として後ろに大きく立つのは東条英機元首相。安倍首相や小泉首相は、太平洋戦争を主導したA級戦犯として処刑された東条英機元首相と同じ信念を持ち、いずれ同じく日本を戦争に導くだろうとでも言いたいのでしょう。真ん中に立つ鳥居は靖国神社のつもりでしょうか?
どちらも特定の偏った思想や歴史観を基に、現政権を厳しく批判する内容となっています。ここまで来ると誹謗中傷の類であると言っても良いかもしれません。政治家にこの手の批判はつきものかもしれませんが、驚くべきは、これを日本の教職員組合である日教組が公式HPに堂々と掲載していると言うことです。特定の政治思想を子供達に教えるなどということはもっての他であるはずの教員の組合のHPに、このような極端に偏った歴史・政治思想が込められたマンガが堂々と掲載されていることを異常な事態であると言わずしてなんと言ったら良いでしょうか。
あらためて日本の病巣の一端である日教組という団体の異常性を認識させてくれるマンガでした。一度教員に採用されると、このような思想を教育現場で子供にふりまくような教員であっても、クビになることはありません。今もこのような思想を持った教員が、実際に教壇に立って子供達にその思想を刷り込んでいるのかと思うと恐ろしいものを感じます。安倍首相の進める教育改革ですが、教員免許の更新制度他、有効な制度が確立され、このような教員が教育現場から早期に排除されることを望みます。
参考書籍:
いいかげんにしろ日教組―われ「亡国教育」と、かく闘えり
松浦 光修
日本を貶(おとし)める人々
渡部 昇一 新田 均 八木 秀次