年末年始の帰国から戻って、すでに3週間が経とうとしています。
またまた投稿が滞ってしまいましたが、今年も宜しくお願い致します。
記事が逆行していくことになりますが、先ずは先週末のことから。

エリオが熱を込めている趣味の1つ、チェス。
ウクライナ出身のひいおばあちゃん、バブーシュカはパリのチェスチャンピオンでした。
94歳で天に召されたバブーシュカが眠るイルドレのお墓のの形もなんとチェス盤とコマの形。

この日曜日は早起きして、バス、メトロを乗り継ぎ、6区にある普段は中学校である会場へ。
約束していた親友のアクセルもお父さんに連れられてやってきました。
到着するなり、1つ年上の元気な男の子に声を掛けられて、ウオーミングアップ。



試合が始まり、夕方からの授賞式までの間を利用して、
私とニコラは、なかなか日中二人で行けないレストランで食事をし、
日曜日でも開いてる古着屋をのそいたり、
そして、やっと、義兄が出ている映画 "L'affaire SK1" を見に行くことができました。

正式には、義姉(ニコラの姉)のパートナー(婚姻関係はない)、ブログにも時々登場する
エリオの仲良しの従弟、マセオ君のパパが出ている映画です。



お話は、1991年、パリで起こった連続殺人事件を元にしたノンフィクション。
その主役とも言える殺人鬼を演じるのは、なんとそのマセオ君のパパ !

フランスとセネガルの混血のアダマの演技は、
撮影段階から共演する有名女優、ナタリー・バイも大絶賛だったそうで
しばらく仕事のない俳優だった彼に、次々に新しい撮影も舞い込んできているようです。
しょっちゅう会う家族の一人が、スクリーンに映しだされるなんて
変な気がするだろうと思っていましたが、
アダマの名演技は、普段の彼を忘れさせるものでした。

映画が封切りされるやいなや、この映画は人気トップに上り詰めましたが、
数日後に起きたテロ事件で急下降したと、
先日の家族食事会ではやりきれない様子だったアダマ。
映画館も、ソルド(セール)会場のデパートなど、まともにシャーリー・ショックを受けているそうです。
事件から2週間が経過し、パリも日常のカラーを取り戻してきましたが、
この映画の行方、これからが楽しみです。


映画を見終え、急いで授賞式が始まるチェス会場に戻ります。
参加者78人、エリオは上位には入れなかったけどメダルをもらってとても嬉しい様子。
そう、参加することに意義があるのです。



来月の大会にも参加即決で、やる気満々 !
そして、もっともっと練習を積み重ねるそう。
頑張ってね!