一般の評価が4点台というので、全然期待しなかったが、想像よりずっとよかった。
これで、4点台はちょっと低過ぎる。

しかし、シリーズの1作目を見ていないと、ほとんど分からない。話しは続きから始まっているし、前作のストーリーの説明はほとんどない。だから、この低い評価は、たぶん1作目の内容を忘れてしまった人がつけたのか・・・・。笑。もしくは見てないのか。


DVDで1作目を見ておいてよかったと思ったのだが、ストーリーは少しわかりにくいというのか、たとえばテレビドラマ20回分を、2時間の映画にしたようなそんな印象であった。アクションシーンに迫力はあったけれど、感情表現部分が足りないかんじ。たぶん、原作となっている温瑞安の小説を読むのが、1番おもしろいに違いない。

と思い検索してみたら・・・




この表紙、マンガ?? 
ではないでしょうが、マンガみたいな話しなのかも。←読んでから言ってください。

ちらりとネットで見たところ、映画と小説はかなり違うようだ。
まず、登場人物の1人、无情(無情)が男性。映画では、女性だ。ということは、映画では重要な要素である『無情と冷血の恋愛話し」は小説にはないということになる。
また、重要登場人物の性格も、変えてあるようだ。

評価が低いのは、小説ファンが映画を見て、原作とぜんぜん違う~~と思ったのかもしれない。ありそうな話しだ。



あらすじを簡単に記すと・・・
四大名捕とは、冷血(邓超)、无情(刘亦菲)、追命(郑中基)、铁手(邹兆龙)の四人のことである。神侯府という秘密警察のような組織で、難しい事件を解決している。

第1作で贋金作りの頭領・安世耿(吴秀波)を逮捕し損ねた六扇門と神侯府は、皇帝に説明に出向く。対立していた六扇門のリーダー・捕神(成泰燊)と神侯府のリーダー・诸葛正我(黄秋生、普通語への吹き替えは李立宏)はすっかり信頼し合う関係になっていた。

しかし、安世耿は生きていた。なぜか、木と一体?になって、おそろしい姿で。
これは、安世耿の父親が不思議な力を持っていて、そのような姿で彼の命を救ったのだが、そのあたりはシリーズ2作目では、明らかになっていない。(3作目の予定がある?)

その父親が神侯府の力をそごうと、いろいろ仕掛けてくる。
まず、冷血に神侯府のリーダー・诸葛正我は隠し事のある不審人物だと吹き込む。
無情には、12年前に自分の一家が皆殺しにされた事件を思い出させるように仕向けた。その現場で自分を救い育ててくれたのが诸葛正我なのだが、彼がなにか隠していると疑わせるようにする。
また、诸葛正我に化けて六扇門のリーダーを殺してしまう。

それらの一連の企みは成功し、神侯府は仲間割れをしてしまう。その結果、诸葛正我と無情は六扇門に逮捕され、監獄に収監される。

しかし、冷血、追命、铁手は事件を捜査しなおし、诸葛正我は犯人ではないと、監獄に2人を助けにいく。ここで、激しいバトル。インディージョーンズも真っ青のすごいセットで、迫力の戦いがある。見所。

そして、最後は、無情の一家皆殺しの事実が明らかになり、無情は誰も信じられなくなって、1人神侯府を去って行く・・・・。どこ行くのか・・・?


ざっくりしてますが、こんな話しだった。


けっこう2時間にいろんな要素がつまっているので、説明が足りないところ、それを自分の中で補う事ができるかどうか。それが、おもしろいと思えるかどうかが分水嶺かな。

私の不満は、明らかな悪役である安世耿の父親がもうちょっと魅力的でいてほしかった。
見た目は、ロードオブザリングのガンダルフみたい。もっと見るからに悪そうにしてほしい。笑。
そして、他人に化けるのだが、それで悪い事をするというのは、あまりにも簡単で小粒なかんじが否めず、ちょっと残念。もっと悪くしてほしい。


さて、第3話が引き続き映画かされるか、興味のわくところだ。
もし続編作られたら、見に行きたい。そして、原作本も読みたい。たぶん、原作が1番おもしろいと予測。