(2008年 アメリカ)
原題:10000 B.C
監督&脚本:ローランド・エメリッヒ
(出演)
デレー→スティーブン・ストレイト
エバレット→カミーラ・ベル
ティクティク→クリフ・カーティス


(あらすじ goo映画より)

神々の息吹が世界に満ち、巨大なマンモスが大地を揺るがしていた紀元前1万年。山奥の集落で暮らす若きハンター・デレーは、不思議な運命を持つエバレットと惹かれあい、結ばれようとしていた。しかし集落が謎の部族に襲撃され、エバレットは連れ去られてしまう。仲間と共に彼女を追ったデレーは、恐鳥やサーベルタイガー、他の部族と遭遇しながらも、なんとかエバレットの待つ、ピラミッドがそびえる地へとたどり着くが……。

総評:実写版ギャートルズ



映画評=往々に不評を買うもの  書評=意外に受け入れられるもの

サーベルタイガー、デカイなあ。


ところで、この歌をご存知だろうか。


♪はじめ人間ゴンゴンゴーン 石斧かついだゴンゴンゴーン♪


(チャッチャッ)


♪マンモスだァ♪


アニメ「はじめ人間ギャートルズ」の主題歌です。
園山俊二先生のマンガをアニメ化したものですが、ずっと見てたなあ。
1974-1976年のアニメだから、再放送になりますが。


歌詞はこれね。
http://www.fukuchan.ac/music/anime/gatoles.html


エンディングを、かまやつひろしが歌ってたのもつい最近知りました。


さて、話はそれましたが、
「ギャートルズ」は原始人たちののほほん生活を舞台にしたアニメです。
日々、食糧を求めて巨大なマンモスを狩ったりするので、のほほんとは言いがたいのですが、
マンモスの子供をペットにしたり、ゴリラと暮らしてみたりするあたりはのほほんです。
園山先生タッチの楽しいアニメでした。


で、「紀元前1万年」ですが、
ハイ、ギャートルズの主題歌のまんまです。


♪はじめ人間ゴンゴンゴーン マンモスだァ♪


映画評=往々に不評を買うもの  書評=意外に受け入れられるもの

これで片付く映画です。
ほんっっっとーに、これだけです。
他に形容のしようがありません。

とにかく、そのへんに転がっていそうなアメコミっぽいあらすじです。
ひねりがありません。
巨大なマンモスが出てきたりサーベルタイガーが出てきたりしますが、
大味なストーリーが際立って、CGの迫力すらアニメチックに見えてしまいます。



映画評=往々に不評を買うもの  書評=意外に受け入れられるもの

ゴ~ン


映画評=往々に不評を買うもの  書評=意外に受け入れられるもの

マンモ~

ローランド・エメリッヒはきっとマンモスとサーベルタイガーとピラミッドが出てくればあとはどーでもよかったんだろうなあ…。


だったら、主人公かヒロインに動物を操れる不思議な力があって、
マンモスだの巨大生物だのわんさか大挙させて、派手にピラミッドを粉砕すればもっと盛り上がったのに。
でなければ、ありえない大きさのマンモス・キングが出てくるとかさあ。

おお、なんかすげー見たいぞ、マンモス・キング!


こうなったら、続編はビックリドッキリCGで勝負や!
いや、不評で続編はできないか?!