最近話題になっている藻を原料とする代替燃料の研究・開発。
サンディエゴでは、藻を原料とする代替燃料の研究・開発施設が増えているようです。
現在その数は約200に上り、新しいバイオテク産業分野の拠点として成長が期待されています。
ラホヤビーチ
ロサンゼルス・タイムズによると、施設が集結しているのは、ラホヤビーチを見下ろす高台。
全体で約300人を雇用しながら1600万ドル以上の賃金を払い、
地域にも年3300万ドルの経済効果をもたらしているそうです。
米国内エネルギー大手もこの新分野に注目しており、エクソン・モービルはことし7月、ラホヤのバイオテク企業シンセティック・ジノミクスとの共同事業に6億ドルを投資すると発表しました。
地元企業のゼネラル・アトミクスとサイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルは、藻を原料とする燃料の研究で国防省から約5000万ドルの補助金を獲得しました。
こうした研究がサンディエゴで盛んな理由としては、海に近いこと、以前からバイオテク事業の歴史があること、淡水や塩水の実験的な水産養殖で知られることなどが挙げられます。
現在インペリアル・バレーには巨大な藻の育成施設がいくつか完成し、約400エーカーの池でさまざまな藻が育てられています。
藻は、繰り返し大量収穫でき、食品や他のバイオ燃料源と違って厳しい環境でも繁殖するため、
農地を使わなくて済む。
また、燃料だけでなく、魚や家畜のえさ、抗菌製品、風車ブレード用の発泡剤、がん治療などに応用できる可能性も見込まれているそうです。
サンディエゴの海は非常に綺麗で、おいしいうに や伊勢海老 が採れます。
淡水魚などの養殖も盛んで、私達はこの広大な海から
多大な恩恵をいただいているんですね。
これからも、綺麗な海を汚染から守り、自然資源を大切にしながら
藻バイオのようなクリーンエネルギー開発が進み、何時の日か
成功を収め、科学燃料を使わずに済む日がくればいいですね。
最高に綺麗なラホヤビーチ。 シュノーケリングで伊勢海老が見れます。