「おとなって、とってもとってもおかしいんだな」by星の王子様

ふっこです。

久しぶりに

「星の王子様」

を読みました。

言わずと知れた名作ですが、

内容の解釈が読み手に委ねられる

とっても不思議なストーリーです。

私は大人になってから読みましたが、

ふと子供の頃に読んでいたら

何を感じるんだろうな～？と

そんなことを考えました。

「大切なものは目に見えない、心で感じるもの」

この本の主題となるメッセージです。

私が「目に見えないもの」に

何か特別なものがあると感じたのは

確か5年前に「引き寄せ」の話を

とある講座で聞いた時が初めてでした。

それまでは、目に見えるものにだけ

価値を見出していた人間でした。

それが当たり前で、

みんなそうだと思ってましたね～。

引き寄せの話を聞いて

「何そのあやしい魔法みたいな作用は？？」

と、いぶかしんだと同時に

興味をそそられました。

だって、ねぇｗ

自分が欲しいものを

引き寄せられるなんて

そんなに「楽なこと」って

ないじゃないですか。

「楽ができる」「得をする」

そんなマインドで色々試しましたが

当然上手くいくはずもなく、

そんなことがあってから

「目に見えない作用は理解不能」

「私には使いこなせない」

そんな風に思って

また現実に戻っていきました。

そのあとに出会ったのが「強み」という概念。

なんでも、自分の中にある

才能のようなものを活かすと

思わぬ大きな成果を出せるとか。

それもまた、私にとっては

「目に見えないもの」で

捉えるのには大変苦労をしましたが、

多少の自覚があるものもあり、

かろうじて理論を理解し、

こちらは使えるようになりました。

その次は、思いっきり

スピリチュアルな世界で。

ヒーリングやチャネリングといった

目に見えない「エネルギー」を

どうにかこうにかして作用を起こすことを

商品として提供している人々が

やけに沢山いました。

エネルギー、という言葉や

繋がるとか繋がらないとか

自分以外の存在からのメッセージとか

しかもなぜそれが当たるのかとか

さっぱり理解ができませんでした(笑)

何の知識もありませんでしたし、

体感もありませんでしたからｗ

ただ、信頼できる方が

そういったお仕事を

されているのもあって、

「わからないなりに、信じる」

というスタンスを初めて

取り入れてみたんですね。

「それが事実かどうかはわからないけど、この人の言うことは信じられる」

そんな、条件付きでの

受け入れでした。

だけど、メッセージの有効性によっては

大事に扱ったり扱わなかったりで、

根本的には信じていなかったのでしょうね。

そのあとは、「思考法」にハマり、

これもまた目には見えないものながら

現実で実践でき、有効性も感じられたので

私の中では大切なものになり、

今にして思えば結局は、

「自分にとって必要性を感じるものは信じる」

という条件を常につけて

フィルターにかけていたんだなと。

なので、たとえばサイキックとか

見えないエネルギーを感じるとか

リーディングとかヒーリングとか

あまりにも私が知る現実と

かけ離れていたものには

相変わらず拒否反応もありました。

いつからそれが

解れたんだろうと思い返すと

自分の体感による気づきが

きっかけだったかな？

3年前、徹底的に自分軸を

整えた時期があって

その頃から「感じる」ことが

少しづつ増えていきました。

例えば、受講生の未来が

映像で見えるようになったり

応援とか、感謝とか、愛とか、

そういうものの力を

体感で味わったり

人的ではない力に守られていると

思わざるを得ないような経験をしたり。

それこそ、

「目には見えないエネルギー」

の作用を随所に感じ、

もしかすると自分は今まで

大きな思い違いを

していたのかもしれないと感じ、

そこからは真剣に

「目に見えない世界」

と向き合ってきました。

今の自分が「正しい」と過信すると、

いつの間にか驕りが生まれ、

慢心が広がり、

星の王子様に

「おとなって、とってもとってもおかしいんだな」

と言われてしまいそうな

つまらない退屈な大人に

なっていきます。

一番残念なのは

それに自分が気付けないことです。

私たちは、「自由な視点」を

持つことができるのに

それこそ、目に見えるものも

目に見えないものも

存在していないものですら

自由に見、想像し、感じ、味わい、

それを誰かと分かち合うことが

できるのに

そのことを忘れてしまって

さして大事でもないことを

さも大事なことのように思い込んで、

毎秒毎分つぎ込んで

人生を終えてしまう大人には、

私はやっぱりなりたくないなと。

星の王子様が言う

「夜になったら、星をながめておくれよ。

ぼくんちは、とてもちっぽけだから、

どこにぼくの星があるのか、

きみに見せるわけにはいかないんだ。

だけど、そのほうがいいよ。

きみは、ぼくの星を、星のうちの、

どれか一つだと思ってながめるからね。

すると、きみは、どの星も、

ながめるのがすきになるよ。

星がみんな、きみの友だちになるわけさ。」