こんばんは!ふっこです♪  



先日、今年4回目の高尾山に行ってきました。

昨年まで一度も訪れたことがなかったのに何故か今年はとりつかれたように登っている高尾山ですが、今回は初めてふもと→頂上→ふもとのコースに挑戦しました。
(過去3回はビアマウント目的などで下山にはケーブルカーを利用)


こちらのMapを見ていただくとわかるように、

course1

高尾山には、ふもとからのルートが3本あります。
左から「稲荷山コース」「6号路」、そして太い赤線の「1号路」です。

また更には中腹から頂上への「3号路」「4号路」、それに中腹付近を周回する「2号路」と、頂上付近を周回する「5号路」の、計7つのコースがあります。


そのうち周回コースをのぞいた5つのコースを、今回の登山で全て体験することができました。

そこで、これから初めて高尾山を登る方のために、それぞれのコースの特徴などをご紹介してみようと思います。
素人目線ですが、5歳の子供を目安にお子様の対象年齢などもコメントしていますので、ご家族やお子様連れの方などに少しでもお役に立てれば嬉しいです♪  



先ず今回は、ふもと~山頂までの3つのコースをご紹介します。  



1、先ずは王道から~1号路

<1号路( 表参道コース )概要>

難易度:★☆☆☆
トイレ:8ヶ所

茶屋:3ヶ所

全長:3.8Km

Map上で太い赤線で描かれているのが、高尾山でも1番人気の1号路です。
中腹から少し先にある薬王院に参拝するための表参道として作られたそうです。
(そのため薬王院までの道のりが舗装されている)

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<1号路の特徴>

・山頂までの道のりがほぼ全てにおいて、アスファルトで舗装されている
・薬王院の敷地内を通っている
・道中に土産屋や売店が多く、賑わいがある
・道中にたこ杉、天狗の腰掛杉など見どころが多い
・紅葉やGWなどのトップシーズンには渋滞が発生するほどに混雑(他のコースはそれほど混雑しない)
・体力に自信のない方や小さなお子様、ペット同伴などの場合、ふもとからケーブルカーやリフトを利用して中腹からの登山も楽しめる
・お子様はふもとからなら4・5歳以上、中腹からなら3歳くらいからがお勧め

<1号路の道中>

足元がアスファルトで舗装されているため、登山靴でなくとも気軽に山登りが楽しめます。
1号路を登っていると、ピンヒールやかかとの高いシューズ、革靴、ビーチサンダルなど色々な履き物を履いた方に遭遇します。

ふもとからリフト乗り場の山上駅までは特に勾配のきつい箇所があり、5歳の息子や60代の母はとてもきつそうでしたので、体力に自信のない方は先ずはケーブルカーやリフトで中腹まで登ってから頂上を目指すコースをお勧めします。

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中腹のケーブルカー乗り場付近と薬王院付近には茶屋も多く、軽食やお土産などが多く販売されています。
名物の天狗焼きは中腹のケーブルカー乗り場正面。

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中腹~山頂に比べると、ふもと~中腹までの道のりはややハードで、しかも茶屋などの賑わいもなく自然の中を散策する静かなコースです。

ケーブルカーやリフトで中腹まで行き、そこから茶屋の賑わいや薬王院詣でなどを楽しみながら山頂を目指す方が圧倒的に多いです
し、「山登りは好きじゃないけど高尾山らしさを味わいたい」という方にはふもと~中腹のコースは退屈できついと感じるかもしれません。


目的に応じてコースを選択するといいですね。  



2、夏におすすめ!~6号路

<6号路( びわ滝コース )概要>

難易度:★★★☆
トイレ:1ヶ所

茶屋:なし

全長:3.3Km

ふもとのケーブルカー乗り場の左側を奥に進んでいくと、6号路の入口が見えてきます。
はじめはアスファルトの道を進みますが、程なく木の根っこが縦横無尽に張り巡らされた山道へと変わって行きます。

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<6号路の特徴>

・前半は沢沿いの木陰道が多く、夏でも涼しめる
・弘法大師の伝説もあるという岩屋大師があり、その先に「びわ滝」という小さな滝がある
・後半は岩を渡ったり幅の狭い山道を通ったりと、やや危険度も高くスリルが味わえる
・最後に長い階段がある
・お子様は小学生以上がお勧め

<6号路の道中>

夏の名残りの残る9月の終わりに6号路に挑戦しました。

前半はずっと沢沿いの道を登りますので、風が冷たくまた水音にも癒されて「マイナスイオンたっぷりのコース」という印象でした。

沢沿いの道は勾配も緩く登りやすいですが、全体的に道幅が狭く根っこが露出しているので決して歩きやすい訳ではありませんでした。

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私はスニーカーで登りましたが、ちょっとした段差が多く足首をひねりやすかったり、また木陰の道が多く足元がぬかるんで滑る箇所も多いため、滑り防止のためにも登山靴があれば安心ですね。
逆にサンダルやかかとの高い靴は避けた方がいいと思います。


後半は沢と合流して大きな岩から岩へと飛び移るように沢を登ったり、かなり道幅が狭く柵などもない山道を進むため、未就学のお子様にはやや難易度が高いかもしれません。

逆に小学生以上ならスリルも楽しめるかもしれませんね。

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コース最後にはとても長い階段が出現します。
中々にきついですがこの階段を登りきると5号路と合流し、間もなく山頂となります。

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前半にはあじさいも多く見られましたので、夏もお勧めですが梅雨時期も楽しめそうですね。
全体的にはとても登り甲斐があり、植物などの自然を満喫できるコースです。  



下りでも難易度高め!~稲荷山コース

<稲荷山コース( 見晴らし尾根コース )概要>

難易度:★★★★
トイレ:3ヶ所

茶屋:なし

全長:3.1Km

Mapの一番左側に描かれているのが稲荷山コースです。
コースの途中に展望台があり、そこからの眺めは絶景です。

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<稲荷山コースの特徴>

・とにかくきつい
・段差のある階段や足場が岩の箇所が多く、膝や足にとても負担がかかる
・途中都心方面を見渡せる箇所がある他、全体的に景色が楽しめる
・休憩のできるベンチが殆どない
・お子様は上りは小学生中学年以上、下りは年長~小学生低学年以上がお勧め

<稲荷山コースの道中>

先日こちらのコースを下りで体験しました。

いきなり急な階段(200段)を下りるところからスタートし、その後は土でできた段差をひたすら下っていきます。

後半は土の間から岩や根っこが露出しており、1段降りるたびに足に負担がかかっていきます。
ですが危険な箇所などはなく、道幅も広々としている箇所が多く歩きやすくはありました。

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見晴らし尾根コース
という名前だけあって、途中の展望台からは都心方面が一望できますし、更に尾根の上を渡ったり(両側が崖になっています)自然のトンネルのように木々や葉っぱが覆いかぶさっていたりして、5歳の子供も「探検してるみたいだね」といって景色や雰囲気をとても楽しんでいました。

ですがやはり段差のある箇所を延々と降りていきますので(平坦な下り坂の箇所は少ないです)、かなり膝や足に負担がかかります。

脚力に自信のない方は避けた方がいいコースだと思います。


また下りは5歳児でもなんとか最後までいけましたが(それでも最後の方はかなり疲労が出たのか、段差を飛び降りた際に少し足首を捻りました)、勾配のきつさと段差を一人で上がれない可能性があるため、おそらく上りは厳しいだろうと思います。

大人でも体力に自信がないとかなりきついと思います。
正直なところ、私はこのコースは上りたくはありません(笑)


下りでも十分に景色や山道を楽しめますので、先ずは下りからチャレンジしてみるのもお勧めです。  




 


という訳で、ふもと~山頂までの3つのコースのご紹介でした。


同じ山でもコースごとに雰囲気や難易度が変わり、また季節が変われば景色も変わりますので、来年も楽しめそうな気がします(*´ー`)



難易度は高尾山口駅などで配られている公式のガイドマップにも掲載されているものなのですが、まさに難易度の通りだと思いました。

都心からのアクセスの良さもあり、色々な方が高尾山を登られている中で時には「えっ?その格好で大丈夫?」というような方も多くいらっしゃいます。
(先日は稲荷山コースのふもと近くで、缶ビールを片手に上っていかれたサラリーマン風の40~50代の男性グループがいらっしゃいました)

ですが、ケガをしたり事故にあってしまっては登山を楽しむどころではありませんので、ふもとからの登山を楽しむ場合には念の為最低限の身支度(靴や防寒着、雨具、飲み物等)は整えていかれた方が安心かと思います。  




明日は中腹~山頂のコースをご紹介したいと思います(*´ー`)


高尾山に初めて登る方向けおすすめコースガイド②(中腹~山頂)




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