こんばんは、Ladypop店長のミキです。
先週の「心のサプリ」では、
脳は否定語を理解できない。
というテーマについてご紹介しましたが、 本日はその第2弾！
なんと、 脳は主語も理解できない のです。
つまりどういう事なのか？
早速詳しくご説明したいと思いますヽ(´▽｀)/
皆さんは、スポーツの試合などでこんな経験はありませんか？
どうしても試合に勝ちたくて、
「あ～相手がミスればいいのに」
「相手のシュートが外れて欲しい！」
そんな風に、心の中で思ったりしませんでしたか？
これ、実は知らない内に自分で自分に呪いをかけていることになっているのです。
「脳は主語を理解できない」
これは言葉そのままの意味で、 脳というのは主語が誰であるかという部分に関しては 理解できないという性質があるそうです。
つまり、自分が発した言葉全てを自分のこととして捉えるのです。
先ほどの、 「あ～相手がミスればいいのに」 では、「相手」という部分が理解できませんから、 脳は自分自身に対して
「ミスればいいのに」
と言っていると認識してしまいます。
人間はふたつの脳を持っています。
古くからある脳と新しくできた脳です。
古い脳は性欲、食欲、名誉欲といった本能で、生きるためにはなくてはならない脳。
一方、新しい脳は、小学校に入る頃から急速に発達します。
倫理、情報、文化、芸術などで、人間らしく生きるためには、この新しい脳の発達が必要です。
人間特有の高度な精神活動を担当する「新しい脳」のほうは主語を認識できているのですが、 感情を司る「古い脳」のほうは認識できず、新しい脳から送られてくる情報をすべて鵜呑みにしてしまう性質があります。
ですから、人の悪口を言うと、脳の中では 自分が悪口を言われた時と同じ状態になります。
つまり、
相手の悪口を言うと、自分自身に悪口を言っていると判断し、
自分も傷つき気分が悪くなってしまいます。
人の悪口ばかり言う人が、 何故か自己嫌悪に陥っていくのはその為なんだそうですよ。
では、前回と同じく、この性質を上手く利用するには？
もうお分かりだと思いますが、
相手を褒めたり、上手くいくように願えばいいのです。
主語が理解出来ない脳は、
相手を褒めれば自分が褒められたのと同じ状態になります。
他人を褒めてあげると、自分が褒められたと脳は感じ 、
いい気分になり自尊意識が高まるそうです。
褒めた相手だけでなく、自分もまた気分が良くなれるのですから、 こんなに素晴らしいことってないですよね？
またタイガーウッズは、ココ一番の大勝負の瞬間、
「対戦相手が上手くいきますように！」
と祈るそうです。
相手という自分に余計な呪いをかけない。
だから自分を妨げる思いや障害が少なくなり、
あのように素晴らしい結果が出せるのです。
まさに、凡人とは逆の発想なんですね。
この脳の性質は、私の座右の銘でもある、
「情けは人のためならず」
にも通じる部分があるような気がします。
相手に投げた言葉は、いい言葉も悪い言葉も、
そっくりそのまま自分に返ってくるのですから。
悪口は、他人を傷つけるつもりが、 実は自分も傷ついています。
褒め言葉は、他人を褒めるつもりが、 実は自分も褒められたようないい気分になります。
皆さんなら、どちらの性質を利用しますか？
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
前回に引き続き、脳の驚くべき性質についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？
こういった性質を頭に入れておくと、普段発する言葉に対して もう少し慎重になれるような気がします。
言霊という言葉もあるように、やはり言葉には秘められたパワーと言いますか、 単なる言葉以上の何かがあるように思います。
いい気分を味わうために、居心地のよい空間や気の合う仲間を求めるだけでなく、 自分自身でも言葉の力を利用していい気分を演出することが出来れば、 より笑顔のたえない毎日を過ごせるのではないでしょうか(´ｪ｀*)
余談ですが、
「人の悪口を言うのは良くない」
幼少の頃に学校や親から教わりますが、
理屈や倫理観で禁止するのではなく、
「脳はこういう性質だから、悪口を言うのはやめておいた方が自分のため」
こんな風に教えてくれていたら、ネット上で誹謗中傷などの心無い言葉が飛び交わない世の中になっていたのでは・・・。
などと言ってみたところで、むなしい過去仮定法でしかないのですが(´∀｀；A
＜本日のデコ＞
現在、ハンズ・ギャラリーマーケット渋谷にて展示販売中のリールキーです。
商品の補充用にまたまた作製致しました。
ブルー系ストーンが爽やかに、回りはオーロラカラーとホワイトで上品に。
小さなアイテムですが、スワロフスキーの魅力が満載です(´ｪ｀*)
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