⑤瀬能ななみは何者なのか?

これも私なりの解釈と突っ込みになりますが、(猫耳が被り物でなければ)瞬介が不治の病に冒されて余命が数ヶ月しかない事、後に大きな選択に迫られる事を察知しているところから、ななみは人間の姿をした山の神の使い(精霊)だと思います。
(猫耳が被り物だとしたら)猫耳を被ったシャーマン一族の一人なのではないかと思います。
個人的には、その力であゆみの愚行と、志摩達の企みを阻止して欲しかったです。だけど、そうなってしまうと、ストーリーが成立しませんよねガーン
続けて解釈と突っ込みをして行きますm(_ _)m

④あゆみ&かなめ姉妹と瞬介と美術部女子部員三人(花森姫乃、四ノ宮志摩、山吹円)の過去とその関係について

④からは私なりの解釈と突っ込みになりますがお許しください
m(_ _)m、

あゆみ、かなめ、瞬介の三人は幼なじみで仲が良く、かなめと瞬介は相思相愛の恋人同士だった。
実は、あゆみも瞬介の事が好きだったが、かなめの手前、遠慮していた。
そして、姫乃、志摩、円も瞬介の事が好きだった。
もちろん、あゆみとかなめはその事を知っていた。特に、あゆみは気が気でなかった。瞬介も気づかないわけではなかったが、5人の女性達と波風を立てたくなかったので、気づかないふりをしていたのだ。

しかし、気持ちが押さえられなくなったあゆみは、ある日の放課後に瞬介を呼び出して今までの気持ちをぶちまけてしまう。
そして、瞬介はあゆみの告白を断りきれずに、あゆみとも交際してしまう。

ある日、瞬介とあゆみの裏切りを知ってショックを受けたかなめは、2人を呼び出して問い詰め、「私とお姉ちゃん、どっちを選ぶのかハッキリして!!」と言うのだが、 瞬介はあゆみを選んでしまう。

しばらくして、瞬介が不治の病で余命数ヶ月しかない事を知ったあゆみは、「他の4人に瞬介を取られたくない、瞬介の忘れ形見が欲しい。」と思い、自分達の子供を作ろうと瞬介に持ちかけた。初めは断られるが、小学三年生の頃に県展に入選した絵を悪ガキ達に焼却炉で焼かれそうになったところを助けた時に瞬介が「一つだけ何でもあゆみの言う事を聞く。」と約束した事を持ち出して、半ば強引に関係を結んだ。数日後(もしくは、夏休みの始めの週)に婚姻届を出し、6月17日の雨の日から2ヶ月後にあゆみが子供を身ごもった事を確認し、瞬介は他界した。

自分の恋人を略奪し、挙げ句の果てに関係を結んで子供まで身ごもり裏切ったあゆみを憎む心と、一方で運動以外は何でも出来て、誰にも優しく、丁寧に穏やかに、でも自分には厳しい私の自慢のお姉ちゃんだからと思う心の葛藤の末にあゆみを赦し、あらゆる覚悟を決めて共に子供を育てて行こうと決意する。

その事実を姫乃、志摩、円も知った。あゆみを除く4人は「日野あゆみは私達の代表として沖浦瞬介に愛された。生まれてくる子供は私達の共有財産だ」と認識したのだった。


と、出来が悪く、長い解釈になりましたが、現在のあゆみの心境を「お姉ちゃんは責任を感じているんだと思う。自分だけが瞬介に愛された責任、夢ちゃんで人生を狂わせるのは私だけでいい。と思っている。」と作中でかなめが志摩と円に語ってますが、私は、あゆみの本心は責任というより、かなめから瞬介を略奪した事、自分だけが瞬介と半ば強引に関係を結んで夢子を産んだ事への罪悪感と負い目を背負っている一方、「日野あゆみは私達の代表として沖浦瞬介に愛された、夢子は私達の共有財産。」なんて勝手に認識するな!!子育ては地獄でも、私だけが産んだ瞬ちゃんとの子供を4人にだけは渡したくない。と、考えているのではないかと思います。

現実世界でそんなことがあったら、警察沙汰になる程の事件の一つや二つ起きてもおかしくないでしょうね。

姫乃と円も瞬介にご執心ですが、特に、志摩の「こんな事になるのなら、全員沖浦瞬介に孕ませられればよかったのですわ。」との発言は瞬介に対するご執心を超えた異常な執着としか思えません。