養護学校の参観日 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、夕方、ゲリラ豪雨でしたね。びっくりしました。これで、梅雨もあけるのでしょうか。ご近所のお庭で、夏の花の代表、ノウゼンカズラが、満開になっていました。


オレンジの花


今日は、養護学校の数学の授業参観でした。理解度別に、クラスが分かれていて、息子は、プリント計算のクラスにいました。学校の狙いは、「買い物などの、毎日の生活の中で必要になる簡単な計算を身につける」ということでした。


でも、内容は、「10000分の1の地図上で、1センチは何メートル?」という、なかなか難易度の高い問題を先生が板書しながら、それについて一斉説明でしたので、わかる子と、わからない子が居る状況でした。息子も、60万の所を、6億とか、書いていたので、どこまで理解できているかは、わかりません。


寝てしまっている子もいたりして、同じくらいの理解度といっても、35名をおおざっぱに、4クラスに分けるので、クラスの中でも、理解度にデコボコがあるようです。


息子の授業の問題点としては、以下があげられます。


○手をあげてから、発言なのですが、手をあげずに、答えを言ってしまう。また、その時に、先生が注意しないで、容認してしまっていました。


○数字の桁が多くなると、計算の仕方が「わからない」のでなく、「たいへんだから」と、計算がいい加減になってしまいます。


○1時間目、暑い中、ランニングをしたので、汗ビッチョりで仕方が無かったのかもしれませんが、上履きを片方だけ脱いで授業を受けていました。


○じっと座っていることができず、貧乏ゆすり、すね毛いじりがあったので、授業中それもまずいですね。


授業の仕方でいいと思ったところは、


○手をあげない生徒も、「○○君は、どう思う。答えは?」と、声がけして授業に参加させる


○補助の先生が、クラスの中を巡回して、分からない生徒、集中力が切れている生徒に声をかけてフォローしていました。


○生徒の個人の意思や体調を尊重して、無理にクラスで足並みをそろえようとしていなかった


○生徒の手元にはプリントがあり、先生がホワイトボードに同じ問題を書いて計算。板書を書き写す必要がない。


学校の工夫、息子の問題点等、色々わかりました。気がついた点は、明日の連絡帳で、担任の先生にお知らせして、対処してもらおうと思っています。


【クスッと、コーナー】


朝、最寄駅から息子が電話をかけてきました。開口一番「お母さん、緊急事態です。ベルトをしてくるのを忘れました」と、言うのです。制服のベルトを忘れただけなので、緊急事態ではありません。


「参観に行く時に持って行くから、大丈夫」と言ったら、その場は、安心して学校へいきました。


参観中に、消しゴムを忘れたことに気がついた息子。母に「消しゴムください」というので、「学校に、お母さんは、消しゴム持ってこないので、先生に借りてください」といったら、またもや、「○○先生、緊急事態です、消しゴムを忘れたので貸してください」と言いに行ってました ( ̄□ ̄;)


息子にとって、困ったことは、全部、「緊急事態」のようです・・・・・



追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村